抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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今日,英語教育の重要性や必要性がうたわれ,様々な書籍やアプリケーションなどが作成されている。また,英語で書かれた興味深い記事もWebページとして多く公開されており,生きた英語の学べる英語教材として利用されるようになった。これらのWebページは,取り上げるトピックは多岐にわたるが,比較的平易な単語や英語表現を用いて作成されており,語彙レベルも中学や高校生レベルで読めると想定されている。しかし,実際に多読の自律学習を行っている学生の英語レベルは多様であり,その能力に応じて適切に単語の意味を提示する必要がある。これまでに我々はGSLやAWL,JACETを利用して単語の難易度を把握し,学習を支援するシステムを開発してきた。しかしながら,GSLやAWL,JACETが実際に妥当であるかは未検証であった。また,GSLやAWL,JACETに含まれない単語の難易度の設定に関しても未解決であった。本論文では,学生の本支援システムの利用時の挙動を未知語の意味検索履歴を通して分析することで,これらの課題の解決を試みた。その結果,GSL,JACETの語彙をベースとしたシステムが妥当であることと,これらの語彙に含まれない単語についても学生のTOEICスコアと検索履歴を組み合わせることで難易度を推定できる可能性があることがわかった。(著者抄録)