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J-GLOBAL ID：201702212408728082   整理番号：17A0918606

高分子トライボロジーの基礎 その1 -高分子材料の基礎および摩擦特性-

Fundamentals of Polymer Tribology, Part 1 -Fundamentals of Polymeric Materials and Their Frictional Properties-

著者 (1件)： 西谷要介 (工学院大学 工学部機械工学科)
資料名： トライボロジスト  (Journal of Japanese Society of Tribologists)
巻： 62  号： 6  ページ： 393-398(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： F0390A  ISSN： 0915-1168  CODEN： TORAEO  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： プラスチック,ゴム・エラストマー,繊維,複合材料などの高分子材料は,軽量かつ比強度も高く,また化学的安定性や成形加工性が良好であり.さらには自己潤滑性を有するため,極低温から200°C程度の範囲において,しゅう動部材として多用されている。本報(その1)では,高分子トライボロジーを理解するために必要な高分子材料の基礎として高分子材料の種類と特徴,また高分子材料の摩擦メカニズムとその特性について解説した。高分子材料が有する性質で金属材料と大きく異なる点は,弾性率が低いこと,また変形が弾性的あるいは粘弾性的であり,これらは摩擦係数の荷重,速度ならびに温度依存性などの摩擦特性に大きく影響を与えると述べ,高分子材料の摩擦特性に関し,荷重依存性,速度依存性,温度依存性についてそれぞれ詳しく説明した。

シソーラス用語： *トライボロジー ,  プラスチック ,  ゴム ,  繊維 ,  複合材料 ,  *成形性 ,  軽量化 ,  *自己潤滑 ,  弾性係数 ,  摩擦係数 ,  温度依存性 ,  速度依存性
準シソーラス用語： エラストマ ,  化学的安定性 ,  荷重依存性 ,  *高分子材料 ,  摺動部品 ,  比強度 ,  *摩擦メカニズム ,  *摩擦特性

著者キーワード (8件)： 高分子材料 ,  高分子材料の種類と特性 ,  融点 ,  ガラス転移温度 ,  粘弾性 ,  高分子材料の摩擦 ,  摩擦メカニズム ,  摩擦特性

分類 (2件)： 潤滑一般  (QB02010S) ,  高分子材料一般  (YH07010B)

引用文献 (22件)：

• 1) 渡辺 真・笠原又一・関口 勇・広中清一郎:高分子トライボマテリアル,共立出版(1990) 34.
• 2) 西谷要介 監修:高分子トライボロジーの制御と応用,シーエムシー出版(2015) 12.
• 3) (社)プラスチック成形加工学会編:テキストシリーズプラスチック成形加工学I「流す・形にする・固める」, 森北出版(2011) 175.
• 4) 旭化成アミダス(株)・プラスチック編集部編:プラスチックデータ,工業調査会(1999) 518.
• 5) 岩井善郎・宮島敏郎・田上秀一:エンジニアリングプラスチックの現状と展望,トライボロジスト,57,1(2012) 4.

タイトルに関連する用語 (5件)： 高分子 ,  トライボロジー ,  基礎 ,  高分子材料 ,  摩擦特性