文献
J-GLOBAL ID:201702212517675914   整理番号:17A1508201

魚TRIM35はハタノダウイルス感染に応答したインターフェロンシグナル伝達経路を負に調節する【Powered by NICT】

Fish TRIM35 negatively regulates the interferon signaling pathway in response to grouper nodavirus infection
著者 (22件):
資料名:
巻: 69  ページ: 142-152  発行年: 2017年 
JST資料番号: W1617A  ISSN: 1050-4648  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
三部分モチーフ含有蛋白質35(TRIM35)は,癌,細胞死および他の複数の細胞過程で重要な役割を果たすことが示されている。しかし,ウイルス感染時のTRIM35の正確な役割はまだほとんど知られていないままであった。本研究では,チャイロマルハタ(EcTRIM35)からTRIM35遺伝子をクローン化し,ノダウイルス感染に対する応答におけるその役割を明らかにした。EcTRIM35はフウセイ(Larimichthys crocea)とヒト(Homo sapiens)の65%および32%の相同性を示した456-aa蛋白質をコードしていた。構造予測とアミノ酸配列分析はEcTRIM35は三個の保存されたドメイン,RINGドメイン,Bボックス及びSPRYドメインを含むことを示した。健康なハタ,EcTRIM35の高発現レベルは肝臓,ひ臓および腸で検出された。GS細胞におけるred-spotted grouper nervous necrosis(RGNNV)とシンガポールハタイリドウイルス(SGIV)の感染後,EcTRIM35の転写は感染時間の増加で有意にアップレギュレートされた。蛍光顕微鏡下で,明るい蛍光凝集体はEcTRIM35トランスフェクトした細胞で観察されたが,蛍光分布はEcTRIM35 ΔRINGトランスフェクトした細胞で変化し明らかにした。RGNNVとのインキュベーション後,in vitro EcTRIM35の過剰発現はウイルス複製,細胞変性効果(CPE)重症度の増強とウイルス遺伝子転写のアップレギュレーションにより証明されるを有意に増強した。EcTRIM35の異所性発現はインターフェロンシグナル伝達分子またはエフェクターの発現を有意に減少させた。更なる研究は,EcTRIM35過剰発現はMAVS,MITAまたはTBK1誘導インターフェロン免疫応答を大きく弱めたが,MDA5誘導免疫応答に及ぼす効果を示さなかったことを明らかにした。このように,著者らの結果は,ハタウイルス感染に対する先天性免疫応答における魚類TRIM35の役割に新しい光を当てるであろう。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
, 【Automatic Indexing@JST】
分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
生体防御と免疫系一般  ,  免疫反応一般  ,  魚類以外の水産動物 

前のページに戻る