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J-GLOBAL ID：201702212552716152   整理番号：17A0626609

民生機材を使用した4Kソフト制作の試み

著者 (1件)： 鳴海哲 (NHK)
資料名： 映画テレビ技術  (Motion Picture & TV Engineering)
号： 778  ページ： 30-36  発行年： 2017年06月01日 
JST資料番号： L0307A  ISSN： 2187-6908  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 地域局での番組制作において4K番組に着手するには,設備規模などを含めた予算の問題やデジタル処理技術に対するノウハウ不足が課題である。本論文では,NHK広島放送局での地域貢献番組「KAGURA」における4Kコンテンツ制作フローを紹介し,番組制作で明らかになった課題を示した。まず,比較的安価な民生機器を場面に応じて使うことを想定し,編集ソフトウェアとしてEDIUS WorkGroupを用い,編集済みデータは4K映像加工PC(Personal Computer)において,1)DaVinci ResolveによるCOLOR GRANDING,2)After Effectsによるスタビライズ処理などを行った。ハイパフォーマンスCPUを用い,NVIDIAGeForce GTX 1080を搭載したグラフィックボードを2枚挿し,SLI(Scalable Line Interconnect)構成でレンダリング時の性能と安定性を向上させた。また,4K映像は描写した映像の情報量が多いので,3軸ジンバルカメラを用いてワンカットを長めに見せる撮影設計とした。さらに,音声はHDMI(High-Definition Multimedia Interface)でカメラと同期したTASCAM DR-701で収録し,実時間でTC(Time Code)を合わせることで編集における音声張り替えを容易にした。

シソーラス用語： *テレビジョン ,  *テレビジョン放送 ,  *HDTV ,  番組制作 ,  *コンテンツ ,  ノウハウ ,  ソフトウェア ,  編集 ,  パーソナルコンピュータ ,  プリント基板 ,  *レンダリング ,  規格 ,  入出力インタフェイス ,  実時間処理
準シソーラス用語： *4K TV ,  HDMI ,  PC ,  グラフィックボード ,  テレビ番組制作 ,  *高精細テレビ ,  編集ソフトウェア

分類 (4件)： 撮像・録画装置  (ND12032E) ,  テレビジョン一般  (ND12031N) ,  その他の情報処理  (JE15050M) ,  図形・画像処理一般  (JE04010I)

タイトルに関連する用語 (4件)： 機材 ,  ソフト ,  制作 ,  試み