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J-GLOBAL ID:201702212602774262   整理番号:17A0475599

生殖細胞損失に対するCaenorhabditis elegansの定量的プロテオミクス解析【Powered by NICT】

Quantitative proteomics analysis of Caenorhabditis elegans upon germ cell loss
著者 (10件):
資料名:
巻: 156  ページ: 85-93  発行年: 2017年 
JST資料番号: T0073A  ISSN: 1874-3919  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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遺伝的あるいは細胞アブレーションのどちらかによるCaenorhabditis elegans(C.elegans)における生殖細胞の消失は長寿命の約60%の増加をもたらす。生殖系列幹細胞増殖の阻害により,特定のシグナル伝達分子はラパマイシン(TOR)の標的を阻害し,DAF-16,DAF-12,PHA-4を含む転写因子を活性化し,変化した脂肪酸脂肪分解,オートファジー,ストレス耐性,および延長した寿命をもたらした。しかし,これらのシグナル伝達経路の正確なカスケードと相互作用はまだ不明である。生殖系は,蛋白質レベルでのエイジングにどのように影響するか理解するために,相対的及び絶対的定量(iTRAQ)技術のための等圧タグを用いた長寿命温度感受性変異株glp-1(e2141)と野生型N2の蛋白質発現プロファイルを決定した。著者らの結果は,転写,RNAプロセシング,翻訳,蛋白質折畳み,蛋白質分解プロセスに関連する蛋白質の存在量は減少したが,無害化と先天性免疫応答に関与するコラーゲン蛋白質と蛋白質はC.elegans glp-1変異体で増加したが,蛋白質豊度のこれらの変化は蛋白質代謝を減弱し,免疫応答およびストレス耐性を増強し,最終的に生殖系列仲介寿命に寄与する可能性があることを示した。本研究は生殖系列アブレーションに変化した蛋白質発現の概要を提供する。生殖細胞損失は蛋白質合成と分解に関与する蛋白質の存在量が減少すると,解毒および免疫応答に関与する蛋白質の存在量を増加させ,蛋白質合成と代謝は減衰すると思われることを示唆したが,解毒および免疫応答を増加するかもしれない。変化した蛋白質存在量は生殖系列欠損C.elegansにおける寿命延長に寄与する生理的適応をもたらす可能性がある。本研究は寿命の生殖制御の役割に新たな光をもたらした。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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遺伝子発現  ,  生物学的機能 
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