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J-GLOBAL ID:201702212791305368   整理番号:17A0658518

c-Junは前立腺癌細胞におけるGNA12発現の転写制御に寄与する

c-Jun Contributes to Transcriptional Control of GNA12 Expression in Prostate Cancer Cells
著者 (3件):
資料名:
巻: 22  号:ページ: WEB ONLY  発行年: 2017年04月 
JST資料番号: U7014A  ISSN: 1420-3049  CODEN: MOLEFW  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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GNA12は,発癌性を有するヘテロ三量体G蛋白質のαサブユニットである。活性化されたGNA12はまた,in vitroおよびin vivoでの前立腺および乳癌細胞浸潤を促進し,その発現は,多くの腫瘍,特に転移組織においてアップレギュレートされる。この研究では,前立腺癌細胞におけるGNA12の発現制御を検討した。LnCAP(低レベルのGNA12を含む低い転移能)およびPC3(高GNA12レベルを含む高転移能)細胞に関する初期の研究では,GNA12 mRNAレベルは蛋白質レベルと相関し,転写レベルで制御されることを示唆していた。GNA12転写を制御する潜在的因子を同定するために,著者らは,ヒトGNA12遺伝子の上流5′調節領域をクローニングし,レポーターアッセイを用いてその活性を調べた。欠失分析では,784bp領域において最高レベルのプロモーター活性を示し,それに続くin silico分析では,転写制御のためのこの最小要素において,C/EBP(CCAAT/エンハンサ結合蛋白質),CREB1(cAMP応答要素結合蛋白質1)およびc-Junの転写因子結合部位の存在が示された。低分子干渉RNA(siRNA)によるノックダウンアプローチは,c-Jun発現のサイレンシングがGNA12 5′調節領域レポーター活性を有意に低下させることを明らかにした。さらに,クロマチン免疫沈降アッセイにより,c-JunがPC3細胞中のGNA12 5′調節領域に結合することを示した。C-Jun発現のサイレンシングは,前立腺癌細胞において,GNA12のmRNAおよび蛋白質レベルを減少させたが,密接に関連するGNA13は減少させなかった。GNA12発現制御の機構を理解することで,GNA12媒介性腫瘍進行の原因となる重要な要素を標的とする治療法の開発を助けることができる。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
腫ようの化学・生化学・病理学  ,  遺伝子発現 
タイトルに関連する用語 (4件):
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