抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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目的:妊娠期高血圧症患者の帝王切開術において、フェンタニルとロピバカインの併用による麻酔効果、母子の転帰及び安全性に対する影響を研究する。方法:180例の帝王切開術を行った妊娠期高血圧患者を研究対象とし、それをデジタル表法によりランダムにA組、B組、C組に分けた。A群は10mgの塩酸ロピバカイン,B群は13mgの塩酸ロピバカイン,C群は10mgの塩酸ロピバカインと5μgのクエン酸フェンタニルを併用した麻酔を受けた。3群の患者の麻酔効果、循環機能、鎮痛持続時間、手術時間、新生児の出生後Apgar採点、新生児の体重、手術後の運動遮断状況、不良反応及び合併症を観察した。【結果】B群とC群の間の麻酔効果に有意差は認められなかった(x2=1.233,1.465,すべてP>0.05)。B群とC群の麻酔効果はA群よりも優れており(x2=4.293,1.394,すべてP<0.05),A群とC群の間にはHR,MAP値に有意差は認められなかった(F=1.313,1.265,P>0.05),T0と比較して有意差はなかった(P>0.05)。B群のT1,T2,T3,T4のHR,MAPとA,Cの間には有意差があった(F=5.633,7.299,P<0.05)。3群間の手術時間には有意差は認められなかった(F=0.933,P>0.05)。B群とC群の疼痛持続時間には統計学的有意差がなく(t=0.822,P>0.05),A群の疼痛持続時間はB群とC群より長く,統計学的有意差が認められた(F=8.316,P<0.05)。3群の新生児の出生後1分,5分のApgarスコアと新生児の出生体重の間に有意差は認められなかった(F=0.822,0.929,すべてP>0.05)。A群とC群の間には,Bromageスコアに有意差はなかった(t=2.627,1.991,P>0.05)。A群とC群との間には,Bromageスコアに有意差があった(F=6.371,5.693,P<0.05),B群における運動神経の完全回復時間は,A群とC群に比して有意に長かった(F=8.924,P<0.05)。A群とB群における嘔吐と悪心の確率は,C群におけるそれらより有意に高かった(F=3.561,12.581,すべてのP<0.05)。B群における徐脈および低血圧の発生率は,A群およびC群よりも有意に高かった(F=8.273,10.833,すべてP<0.05),B群におけるアトロピン,エフェドリンの投与量および使用率は,A群およびC群よりも有意に高かった(F=8.316,10.291,すべてP<0.05)。結論:くも膜下腔ブロックの麻酔時に5μgのフェンタニルを10mgの塩酸ロピバカインを添加することは軽、中度妊娠期高血圧の帝王切開術に応用でき、その不良反応は軽く、鎮痛効果は良好で、血流動力学に対する影響は小さく、臨床の普及に値する。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】