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J-GLOBAL ID:201702213233598357   整理番号:17A1008030

単線方式による新幹線システムの建設単価推計 -ローコスト新幹線システムの整備費用について-

A study on estimation of unit construction cost of Shinkansen with single-track system: Construction expenses of low-cost bullet train system
著者 (2件):
資料名:
巻:号:ページ: 61-68  発行年: 2017年07月31日 
JST資料番号: F1964A  ISSN: 2189-2946  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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近年,整備新幹線の全線開業が現実になろうとしてきているが,今後の基本計画線の着工にあたっては費用面での厳しい現実に直面する可能性がある。費用を抑えた新幹線整備の方法として本研究の関連研究で単線の新幹線システムが提唱されており,全線複線である場合に比べて軌道の総延長を約40%低減させながらも,片道2本/時の運転本数と約150km/hの表定速度を確保しうる新幹線システムの可能性が示されている。しかし,整備コストについては詳細が未調査であった。そこで本研究では在来線の建設請負実績資料をもとに単線区間と複線区間とでインフラの種類別に建設単価がどの程度異なるかを調査した。その上で,在来線における単線区間と複線区間との建設単価の比が新幹線用インフラについても同様であるとの仮定の下に,路盤区間,橋梁区間,隧道区間のそれぞれについて新幹線用単線インフラの建設単価を推計した。さらに,単線新幹線システムによる路線全体の費用を試算した結果,ミニ新幹線のように駅部は既存駅を活用しながらも駅間部分は単線仕様のインフラとした場合,フル規格複線が75.9億円/kmに対して単線新幹線システムは48.3億円/kmとなり,フル規格に比べて36.3%コストを低減できることがわかった。(著者抄録)
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分類 (1件):
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鉄道計画・調査 
引用文献 (11件):
  • 独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構(2008).コスト構造改革プログラム.http://www.jrtt.go.jp/02business/construction/pdf/infoH201113.pdf.(2017年5月14日取得)
  • 波床正敏(2016).新幹線における暫定整備計画の課題と改善方策-単線方式による新幹線システムの可能性-.実践政策学,Vol.2,No.2,151-160.
  • 東九州新幹線鉄道建設促進期成会(2016).東九州新幹線調査報告書.株式会社野村総合研究所(調査実施機関). http://www.pref.miyazaki.lg.jp/sogokotsu/shakaikiban/kotsu/documents/22272_20160426094451-1.pdf.(2017年5月14日取得)
  • 交通政策審議会陸上交通分科会鉄道部会整備新幹線小委員会(第8回)(2012).(資料3)整備新幹線におけるコスト縮減の取り組みの事例について.http://www.mlit.go.jp/common/000204764.pdf(2017年5月14日取得)
  • 楠木行雄(2012).整備新幹線財源の持続可能性に関する法制的問題点の検討.運輸政策研究,Vol.15,No.3,29-39.
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