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J-GLOBAL ID：201702213239253388   整理番号：17A0499383

第一原理計算からのボロファンの異方性固有格子熱伝導率

Anisotropic intrinsic lattice thermal conductivity of borophane from first-principles calculations

著者 (5件)： Liu Gang (School of Physics and Engineering, Henan University of Science and Technology, Luoyang 471023, China. [e-mail]) ,  Wang Haifeng ,  Gao Yan ,  Zhou Jian ,  Wang Hui
資料名： Physical Chemistry Chemical Physics  (Physical Chemistry Chemical Physics)
巻： 19  号： 4  ページ： 2843-2849  発行年： 2017年 
JST資料番号： A0271C  ISSN： 1463-9076  CODEN： PPCPFQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 新しい型の二次元(2D)材料としてのボロフェン(ホウ素シート)の成長が最近成功した。残念ながら自立ボロフェンの構造安定性はいまだに未解決の問題である。理論研究は十分な水素化がそのような不安定性を除去できることを見いだし,生成物はボロファンと呼ばれた。本論文においては第一原理計算を用いてボロファンの格子動力学および熱輸送特性を検討した。第一原理計算に基づいてフォノンBoltzmann輸送方程式(BTE)を解くことによってボロファンの固有格子熱伝導率および緩和時間を検討した。高い方の値(ジグザグ方向に沿う)が低い方の値(ヒジカケイス方向に沿う)の約二倍なのでボロファンの固有格子熱伝導率は異方性であることを見いだした。異なる方向に沿った格子の熱伝導率へのフォノン分岐の寄与を評価した。異なる方向に沿った熱輸送を支配する熱伝導率の異方性と異なるフォノン分岐との両方が非常に低い周波数を有するフォノンの群速度および緩和時間によって支配されることを見いだした。さらに,累積熱伝導率を用いて熱伝導率のサイズ依存性を検討した。これらの独自の特性の背後にある物理機構も本論文において考察した。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST

シソーラス用語： *ホウ素 ,  *ナノシート ,  *異方性 ,  *熱伝導率 ,  第一原理 ,  *水素化物 ,  フォノン ,  サイズ効果
準シソーラス用語： ボロフェン ,  格子熱伝導率 ,  ボロファン

分類 (3件)： 原子・分子のクラスタ  (BH09030O) ,  比熱・熱伝導一般  (BL05021E) ,  無機化合物一般及び元素  (CD01010D)

タイトルに関連する用語 (4件)： 第一原理計算 ,  異方性 ,  固有 ,  格子熱伝導率