抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿では,サケの母川回帰と季節進行との関係について概説した。筆者らが北海道の2河川においてサケ耳石温度標識魚の河川回帰率の年変動要因について分析を行った結果,稚魚の適温範囲に収まる日数が長いほど,稚魚の降海期間中の温度差が小さいほど,生残が良好であると考えられた。さらに,サクラの開花日などの季節の移り変わりを総合的にとらえた生物季節の情報もサケ来遊予測に有益であると考えられた。2016年はサケが不漁の年であったが,近年では著しくサクラの開花日が遅い年でもあった。