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J-GLOBAL ID：201702213275241984   整理番号：17A0340322

金属担持触媒を用いたバイオマス由来アルコールの選択的酸化反応

Selective Oxidation of Biomass-derived Alcohols with Supported Metal Catalysts

著者 (2件)： NISHIMURA Shun (Japan Advanced Inst. Sci. and Technol., Ishikawa, JPN) ,  EBITANI Kohki (Japan Advanced Inst. Sci. and Technol., Ishikawa, JPN)
資料名： Journal of the Japan Petroleum Institute  (Journal of the Japan Petroleum Institute)
巻： 60  号： 2  ページ： 72-84  発行年： 2017年03月01日 
JST資料番号： F0042A  ISSN： 1346-8804  CODEN： JJPIAP  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 持続的な生産が可能なバイオマス由来資源から化成品・燃料を合成する触媒化学変換法は,持続可能な社会を実現する上で重要な技術の一つである。我々は,石油由来資源の変換プロセスで蓄積した触媒技術とナノテクノロジー研究での知見を生かし,金属担持触媒の調製とバイオマス由来資源から化成品・燃料を供給するプロセス技術の開発を行っている。本総合論文では,バイオマス由来の5-ヒドロキシメチルフルフラール(HMF),グリセロールおよびα,ω-ジオールをターゲット物質とした選択的酸化反応に関する我々の触媒開発プロセスと最近の動向を紹介する。HMFとグリセロールの選択酸化反応では,塩基性担体を使用することで外部からの均一系塩基の添加を必要としない酸化反応を実現した。また,脂肪族ジオール類の選択酸化反応では,担持金属活性点のバイメタル化と反応系のpH制御が有効であることを明らかとした。(著者抄録)

シソーラス用語： *バイオマス ,  分解油 ,  *ファインケミカルズ ,  *接触酸化 ,  位置特異性反応 ,  遷移金属触媒 ,  反応操作 ,  脂肪族アルコール ,  ポリオール

分類 (2件)： 各種有機化合物の製造  (YD02000V) ,  触媒操作  (XE01050T)

物質索引 (3件)： 5-ヒドロキシメチルフルフラール ,  グリセロール ,  1,3-プロパンジオール

引用文献 (140件)：

• 1) Huber, G. W., Iborra, S., Corma, A., Chem. Rev., 106, 4044 (2006).
• 2) Corma, A., Iborra, S., Velty, A., Chem. Rev., 107, 2411 (2007).
• 3) Chheda, J. N., Huber, G. W., Dumesic, J. A., Angew. Chem., Int. Ed., 46, 7164 (2007).
• 4) Huber, G. W., Corma, A., Angew. Chem., Int. Ed., 46, 7184 (2007).
• 5) Román-Leshkov, Y., Barrett, C. J., Liu, Z. Y., Dumesic, J. A., Nature, 447, 982 (2007).

タイトルに関連する用語 (4件)： 担持触媒 ,  バイオマス由来 ,  アルコール ,  選択的酸化