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J-GLOBAL ID:201702213372214570   整理番号:17A1493732

非感染性ぶどう膜炎の制御のための代替治療法としてのカルシウムイオンに配位したデキサメタゾン超分子ヒドロゲル【Powered by NICT】

Calcium ion coordinated dexamethasone supramolecular hydrogel as therapeutic alternative for control of non-infectious uveitis
著者 (7件):
資料名:
巻: 61  ページ: 157-168  発行年: 2017年 
JST資料番号: W3136A  ISSN: 1742-7061  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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治療薬の自己集合により形成された超分子ヒドロゲルは高い薬物最大積載量と無担体特性のためにかなりの関心を集めている。ここでは,Dexとカルシウムイオン(Ca~2+)と組み合わせたリン酸デキサメタゾンナトリウム(Dex)超分子ヒドロゲルを構築し,さらに眼炎症の制御におけるその治療効果を示した。開発した超分子ヒドロゲルは,レオロジー,TEM,FTIRおよびXRDによって完全に特性化した。カルシウムイオンとDex濃度はヒドロゲルのゾル-ゲル転移挙動に顕著な影響を与えたと提案されたDex超分子ヒドロゲルは,チキソトロピー特性を示した。Dex超分子ヒドロゲルからの薬物放出速度はCa~2+濃度に依存した。Dex水溶液と比較して,30μg/目までDex超分子ヒドロゲルの単回硝子体内注射は,眼底血管屈曲度と水晶体混濁の望ましくない合併症を引き起こすことなく許容された,網膜電図(ERG),眼底写真と組織病理学的に示された。さらに,Dex超分子ヒドロゲルによる投与はIRBPペプチドによるLewisラットにおける誘発された実験的自己免疫性ぶどう膜炎(EAU)モデルに天然Dex溶液と同等の抗炎症効果を示し,治療効果は,用量依存的に示した。組織学的観察およびサイトカイン測定は,Dex溶液とDex超分子ヒドロゲル(30μg/目)処理の両方は,Th1及びTh17エフェクター応答のダウンレギュレーションを介して前方および後方の両チャンバーにおける炎症反応を著しく減衰させたことを示した。これらすべてのデータは,開発したDex超分子ヒドロゲルは,水晶体混濁と眼底血管屈曲の誘導のリスク最小非感染性ぶどう膜炎に対する治療代替法であるかもしれないことを示唆した。容易なイオン架橋戦略は,Dexとカルシウムイオンから成るリン酸デキサメタゾンナトリウム(Dex)超分子ヒドロゲルを構築するために利用した。Dexヒドロゲルの硝子体内注射は,眼底血管屈曲度と水晶体混濁の合併症を起こすことなく優れた眼内生体適合性を示した。より重要なことは,提案したDexヒドロゲルはTh1およびTh17エフェクタ応答のダウンレギュレーションを介して実験的自己免疫性ぶどう膜炎(EAU)モデルに天然Dex定式化への比較抗炎症応答を示した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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分子化合物  ,  高分子固体の構造と形態学 

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