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J-GLOBAL ID:201702213469011552   整理番号:17A0499499

無極性および極性配位子を含むピロールカチオン(Py+)の微視的溶媒和 Py+-Ln,但しL=Ar,N2,H2O(n≦3)の赤外スペクトル

Microsolvation of the pyrrole cation (Py+) with nonpolar and polar ligands: infrared spectra of Py+-Ln with L = Ar, N2, and H2O (n≦ 3)
著者 (5件):
資料名:
巻: 19  号:ページ: 3970-3986  発行年: 2017年 
JST資料番号: A0271C  ISSN: 1463-9076  CODEN: PPCPFQ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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芳香族(生体)分子構築単位の溶媒和は分子間相互作用および超分子集合体,タンパク質,DNAn分子間相互および官能性に大きく影響する。本報は複素環芳香族ピロールカチオン(Py+)の2A2基底電子状態と無極性,四重極性,双極性配位子(L=Ar,N2,H2O)による微視的溶媒和の初期プロセスを冷たい質量選択されたPy+-Ln(n≦3)クラスタ分子ビームの赤外光解離(IRPD)スペクトルおよびB3LYP-D3/aug-cc-pVTZレベルの分散修正密度汎関数理論計算により検討した。NH伸縮振動数のサイズおよび異性体に特異的なシフト(ΔνNH)により多くの配位子結合サイト間の競合,各分子間結合の強さ,およびクラスタ成長を明らかにした。Py+-ArではArの酸性NH基に対する線状の水素結合(NH-Ar)が芳香族環へのπスタッキングと競合し,Py+-Ar(H)とPy+-Ar(π)の両者が観測された。L=N2およびH2Oでは線状のNH...L水素結合が他の結合サイトよりも強く,唯一の観測される結合モチーフであった。Py+-Ar2およびPy+-(N2)2三量体では一つの水素結合および一つのπ結合配位子をもつH/π異性体が二つの非線形分岐NH...L結合をもつ2H異性体と強く競合した。後者はArについて等価であるが,N2については非等価であった。Py+-H2Oは電荷-双極子配置およびC2v対称性をもつ強い線状のNH...O水素結合を示した。冷たいPy+-H2O-Lクラスタ(L=Ar,N2)のIRPDスペクトルからArは選好的にPy+環にπスタッキングし,一方N2はH2O配位子にOH...N2水素結合した。Py+-LnのΔνNH周波数シフトはNH...L水素結合の強さおよびLのプロトン親和性(PA)と相関し,Py+-L(H)二量体とPAのΔνNHの間の単調相関を確かめた。中性のPy-L二量体との比較から,正電荷がNH基の酸性,NH...L水素結合,および選好的配位子結合モチーフに強く影響することを明らかにした。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST
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分類 (3件):
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分子化合物  ,  分子間相互作用  ,  窒素複素環化合物一般 
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