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J-GLOBAL ID:201702213471654827   整理番号:17A0499124

自由鉄-硫黄クラスタの酸化力の同調

Tuning the oxidative power of free iron-sulfur clusters
著者 (3件):
資料名:
巻: 19  号: 11  ページ: 8055-8060  発行年: 2017年 
JST資料番号: A0271C  ISSN: 1463-9076  CODEN: PPCPFQ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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一連の二鉄硫黄クラスタFe<sub>2</sub>S<sub>x</sub><sup>+</sup>(x=1~3)と小形アルケンC<sub>2</sub>H<sub>4</sub>,C<sub>3</sub>H<sub>6</sub>およびC<sub>4</sub>H<sub>8</sub>間の気相反応を,Fourier変換イオンサイクロトロン共鳴質量分光を用いて調べた。測定した全てのアルケンに対して,反応効率は,Fe<sub>2</sub>S<sup>+</sup><Fe<sub>2</sub>S<sub>2</sub><sup>+</sup><Fe<sub>2</sub>S<sub>3</sub><sup>+</sup>の順に増加することがわかった。特に,Fe<sub>2</sub>S<sup>+</sup>とFe<sub>2</sub>S<sub>2</sub><sup>+</sup>は単純な集合生成物のみを形成するが,硫黄の豊富なFe<sub>2</sub>S<sub>3</sub><sup>+</sup>は,クラスタの脱硫およびH<sub>2</sub>S形成により,プロペンおよび2-ブテンを脱水素化可能であった。これにより,鉄原子の形式的酸化状態増加に起因するFe<sub>2</sub>S<sub>3</sub><sup>+</sup>の酸化反応を誘起する傾向,つまり酸化力の増大が示された。さらに,アルケンのC-H結合を活性化し解離するFe<sub>2</sub>S<sub>3</sub><sup>+</sup>の能力は,アルケンサイズの増加に伴って増加することが観測され,このように,アルケンイオン化エネルギーと相関した。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST
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分類 (4件):
分類
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反応速度論・触媒一般  ,  不均一系触媒反応  ,  硫黄とその化合物  ,  原子・分子のクラスタ 
タイトルに関連する用語 (3件):
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