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J-GLOBAL ID：201702213596070203   整理番号：17A0979890

一ツ瀬川河口導流堤周辺における土砂動態の解明

著者 (2件)： 東崚太 (東京大学大学院 工学系研究科社会基盤学専攻) ,  佐藤愼司 (東京大学 工学系研究科社会基盤学専攻)
資料名： 土木学会論文集 B2(海岸工学)(Web)  (海岸工学論文集(Web))
巻： 72  号： 2  ページ： I_685-I_690(J-STAGE)  発行年： 2016年 
JST資料番号： U0396A  ISSN： 1883-8944  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 海岸侵食が進む宮崎海岸の北部に位置する一ツ瀬川河口域において,土砂動態を解明した.過去の地形図及び航空写真による汀線の抽出を行い,近年の深浅測量結果から導流堤周辺の地形変動を分析した.次に河口両岸の表層土砂試料および河口部鉛直コア試料に対して,粒度分布や長石粒子のルミネッセンス強度を計測し,それらと土砂動態の関連を議論した.その結果,導流堤左岸近傍には,捕捉された沿岸漂砂とともに一ツ瀬川から供給された細砂が地中深くまで均質に堆積しているものの,侵食が進む右岸側では河川供給土砂の堆積は少なく,10³年程度前の堆積土砂を含めて過去の海浜地形が侵食されつつあり,細砂層と粗砂層の互層が形成されていることが明らかとなった.さらに南側の海浜で採取した土砂からは,近年実施されている大規模養浜の影響が検出された.(著者抄録)

シソーラス用語： *海岸侵食 ,  海岸 ,  宮崎県 ,  *河口 ,  *導流堤 ,  移動 ,  変化 ,  養浜 ,  現地調査
準シソーラス用語： 宮崎海岸 ,  土砂移動 ,  *土砂動態 ,  地形変化

著者キーワード (4件)： sediment transport ,  erosion ,  thermoluminesscence ,  Optically Stimulated Luminescence

分類 (1件)： 海岸工学  (RC13000X)

引用文献 (13件)：

• 1) 佐藤愼司・岸本瞬・平松遥奈 : 日向灘流砂系の土砂動態と砂礫海浜の長期変形,土木学会論文集B2(海岸工学),Vol. 65,No. 1,pp. 671-675,2009.
• 2) 杉山光徳・門田仁・堀口敬洋・八木裕子・永田千広・高木利光 : 宮崎海岸の土砂移動の実態,土木学会論文集B2(海岸工学),Vol. 65,No. 1,pp. 676-680,2009.
• 3) 宮崎海岸侵食対策検討委員会 : 第1回技術分科会技術検討資料(閲覧資料),国土交通省九州地方整備局宮崎河川国道事務,2009.
• 4) 宮崎県中部流砂系検討委員会 : 宮崎県中部流砂系 総合的な土砂管理の取組 連携方針,2010.
• 5) 宮崎県中部港湾事務所・国際航業株式会社 : 平成17年度一般地域第3-2-B号一般地域水産物供給基盤整備事業,2005.

タイトルに関連する用語 (5件)： 川 ,  河口 ,  導流堤 ,  周辺 ,  土砂動態