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J-GLOBAL ID：201702213900462757   整理番号：17A0563144

3枚翼ジャイロミル型風車の回転性能に関する実験的研究

Experimental Study on Rotating Performance of Tree-Blade Gyro-mill Type Wind Turbines

著者 (2件)： 平野孝典 (拓殖大 工) ,  藤本一郎 (拓殖大 工)
資料名： 拓殖大学理工学研究報告  (Bulletin of Science and Engineering, Takushoku University)
巻： 14  号： 2  ページ： 9-12  発行年： 2017年03月31日 
JST資料番号： L0516B  ISSN： 0919-8253  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 風力発電において,著者らは,小型で低出力ではあるが効率が高く,風向に左右されないという特徴を持ったジャイロミル型風車に着目して研究を行っている。これまでに,垂直軸揚力型のジャイロミル型風車について,翼の取付角が風車の回転時の性能に大きな影響を及ぼすこと,翼のピッチコントロールにより起動性能が大きく向上することを報告している。本報では,3枚翼ジャイロミル型風車の性能向上を目的とした風洞実験を行い解析した結果について報告した。一様流中に置かれた3枚翼ジャイロミル型風車の翼1枚に作用する空気力を,翼取付角と周速比をパラメータとして測定した結果,以下のことが明らかになった。1)静止時に作用する空気力(回転力)は,翼の初期位置つまり方位角によって大きさ(回転し易さ)が変わるが,取付角-60°の時が一番回転し易い。2)比較的低い周速比範囲では,回転力は周速比が大きくなるほど増加する。3)回転開始直後に相当する低い周速比(λ=0.02以下)で,取付角が-60°の場合が空気力は最大となるが,周速比がそれ以上大きくなると逆に回転性能が落ちるため,取付角を10°付近に設定すると良い。

シソーラス用語： 風車 ,  *風力発電 ,  垂直軸風車 ,  揚力 ,  *翼 ,  *風洞試験 ,  動的空気力 ,  方位角
準シソーラス用語： *ジャイロミル型風車 ,  ピッチ制御 ,  実験的研究 ,  *取付角 ,  *周速 ,  性能向上

分類 (2件)： 風力発電  (NB03120Q) ,  送風機,圧縮機,風車  (QD03000U)

タイトルに関連する用語 (5件)： 翼 ,  ジャイロ ,  ミル ,  風車 ,  実験的研究