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J-GLOBAL ID:201702213955103274   整理番号:17A0287907

虚血再灌流傷害に対する肝細胞応答においてHMGB1と相互作用するタンパク質の同定

Identification of Proteins Interacting with Cytoplasmic High-Mobility Group Box 1 during the Hepatocellular Response to Ischemia Reperfusion Injury
著者 (11件):
資料名:
巻: 18  号:ページ: WEB ONLY  発行年: 2017年01月 
JST資料番号: U7038A  ISSN: 1422-0067  CODEN: IJMCFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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虚血/再灌流傷害(IRI)は,必然的に肝臓移植において,そして大部分の切除の際に頻繁に起こり,肝機能障害ならびに全身性障害を引き起こし得る。HMGB1は,肝IRIにおける病因としての役割を果たす。正常な肝臓では,HMGB1は肝細胞の核に位置するが,虚血再灌流後,細胞質に移行し,さらに細胞外空間に放出される。核および細胞外HMGB1の機能は詳細に解析されている一方で,肝臓IRIにおける細胞質HMGB1の役割は不明である。筆者らは,細胞質HMGB1がIRIに対する肝細胞応答に関与するタンパク質と相互作用すると仮定した。本研究では,肝IRI中に細胞質HMGB1が結合するタンパク質を同定した。温虚血再灌流(WI/R)損傷を与えたラットおよび正常ラット由来の肝臓組織を細胞質タンパク質抽出に供した。これらのタンパク質抽出物を用いた共免疫沈降を行い,HMGB1-タンパク質複合体を濃縮した。溶出液中の免疫沈降タンパク質を分離し同定するために,2次元電気泳動に引き続いて質量分析による検出を行った。同定されたタンパク質のうち2種を,ウエスタンブロットにより,ベタイン-ホモシステインS-メチルトランスフェラーゼ1(BHMT)およびシスタチオニンγ-リアーゼ(CTH)と確認した。したがって,筆者らの結果は,肝臓WI/Rの間の細胞質におけるBHMTおよびCTHとHMGB1の結合を明らかにした。この知見は,肝臓におけるIRIに対する細胞応答をよりよく理解し,虚血性損傷を減少させる新規分子標的を同定するうえで役立つと期待される。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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基礎外科学 

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