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J-GLOBAL ID：201702214014990916   整理番号：17A0960949

条里遺構の復原的研究-讃岐国阿野郡条里を事例として-

著者 (1件)： 泉保安夫
資料名： 香川地理学会会報  (Kagawa Geography)
号： 37  ページ： 15-32  発行年： 2017年07月 
JST資料番号： L4305A  ISSN： 0912-6635  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 条里制度は,古代律令国家の国土計画の基礎となったもので,現在に至るまで日本の空間構造を規定するなど多大な影響を与え続けている。讃岐国阿野郡内の国分寺盆地と坂出平野の条里遺構を対象に,坪界線の計量的分析を行うことにより,条里プランを精度よく復元することを試みた。各条里の中央部分を撮影した空中写真を基図として,個々の坪界の位置を計測し,その位置の平均値を求めることで,坪界線を直線として復元した。また坪界の連続状況から小条里地割区界を検出し,条里の構造を解析した。その結果,東西,南北の間隔がともに111m前後を示し,多くの坪界線間隔は想定された109mとの測定誤差が2m以内に収まり,誤差は想定よりも小さかった。この計量的分析により,これまで知られていなかった条里地割の乱れを見出し,その要因を特定する手がかりを得た。

シソーラス用語： *遺跡 ,  *土地利用 ,  平面計画 ,  *土地区画整理 ,  空中写真 ,  写真測量 ,  測定誤差 ,  制度 ,  香川県 ,  復原性
準シソーラス用語： 遺構 ,  解析写真測量 ,  古代国家 ,  *条理地割 ,  条里制度

分類 (2件)： 土地利用一般,地域制  (RD02010Z) ,  写真測量,空中写真  (RC02040D)

タイトルに関連する用語 (3件)： 遺構 ,  復原 ,  研究