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J-GLOBAL ID：201702214031385502   整理番号：17A0377264

微細藻類含有カプセルによる廃棄性窒素の有用物質変換システム

著者 (1件)： 高橋利幸 (都城工高専)
資料名： アグリバイオ  (Agricultural Biotechnology)
巻： 1  号： 3  ページ： 280-281  発行年： 2017年03月20日 
JST資料番号： F1907A  ISSN： 2432-5511  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： アンモニア吸収能の評価を目的として,アンモニウムイオンを栄養塩として消費し,排水中の窒素濃度の減少を誘導できる藻類ビーズを作成した。用いた微細藻類は原生動物ミドリゾウリムシ由来の共生藻であり,1個体あたり約5μm前後程度の大きさであり,これを不溶性担体に包括し,扱い易い大きさ(直径2~3mm程度)の球形にした。藻類ビーズをアンモニア含有培地中で7日間浸漬した後,残存アンモニア濃度を測定した。また使用した藻類ビーズと同体積の市販消臭ビーズを用いて比較実験を行った。その結果,藻類ビーズはアンモニア残存率を30%以下にでき,市販消臭ビーズに劣らないアンモニア除去効果を発揮した。この藻類ビーズは使用する藻類の数を増やすと生活排水,石油化学工業排水など高濃度アンモニア態窒素にも十分に対応できた。さらに,藻類ビーズと一般的な生物学的処理法の活性汚泥法の処理効果をシミュレーション比較した結果,活性汚泥の1/100程度の量で同等の除去効率を実現できると算出された。

シソーラス用語： 水生植物 ,  *藻類 ,  *ゾウリムシ属 ,  粒状材 ,  栄養塩類 ,  *アンモニア態窒素 ,  アンモニウムイオン ,  能力 ,  *下水処理 ,  濃度 ,  比率 ,  *除去 ,  *脱窒素 ,  効率化 ,  クロレラ ,  *アンモニア除去 ,  共生藻 ,  *生物学的窒素除去 ,  窒素濃度 ,  微細藻類 ,  *Paramecium bursaria ,  吸収能力 ,  *植物 ,  *隠花植物 ,  *微生物 ,  *原生動物 ,  *繊毛虫門 ,  改変
準シソーラス用語： ビーズ ,  ミクロ藻類 ,  *ミドリゾウリムシ ,  吸収能 ,  残存率

分類 (3件)： 下水,廃水の化学的処理  (SC03050W) ,  下水,廃水の生物学的処理  (SC03060H) ,  海藻類  (FH02040G)

タイトルに関連する用語 (5件)： 微細藻類 ,  カプセル ,  廃棄 ,  窒素 ,  有用物質