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J-GLOBAL ID:201702214097844482   整理番号:17A1408596

OsPAP26は主要な紫色酸性ホスファターゼをコードしイネにおけるリン酸再移動を制御する

OsPAP26 Encodes a Major Purple Acid Phosphatase and Regulates Phosphate Remobilization in Rice
著者 (7件):
資料名:
巻: 58  号:ページ: 885-892 (WEB ONLY)  発行年: 2017年05月 
JST資料番号: U1159A  ISSN: 1471-9053  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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リン酸(Pi)欠乏または葉の老化において,有機リン(P)除去のために,植物における細胞内,および細胞外紫色酸性ホスファターゼ(PAP)の蓄積は増加する。本研究において著者らは,イネにおけるPAP遺伝子であるOsPAP26が,全ての組織において,構成性に発現していることを示した。OsPAP26転写産物の豊度がPi供給に影響されない一方,葉の老化においてアップレギュレートされる。さらに,Pi欠乏および葉の老化は,OsPAP26蛋白質の豊度を強度に増加した。トランスジェニックイネにおけるOsPAP26の過剰発現またはRNA干渉(RNAi)は,葉,根および培養液において,APase活性をそれぞれ増加または減少した。野生型(WT)植物と比較して,OsPAP26過剰発現植物のPi濃度は,非老化葉で増加し,老化葉で減少した。OsPAP26過剰発現植物における,老化葉から非老化葉へのPiの再移動の増加は,Pi枯渇条件で植物を栽培した場合に,成長パフォーマンスを良くした。対称的に,OsPAP26-RNAi植物は,老化葉においてPiをより保持しており,Pi欠乏ストレスにより感受性であった。OsPAP26は,イネ細胞のアポプラストに局在することがわかった。カルス培養液由来の蛋白質抽出物のウェスタンブロット解析から,OsPAP26は分泌されたPAPであることが確認された。OsPAP26過剰発現植物は,培地において,より多くのATPを無機Piに変換することができ,これは根圏での有機P利用におけるOsPAP26の潜在的役割を,さらに支持するものである。総括すると,著者らはOsPAP26が植物において二重の機能を果たすと結論した。すなわち,老化葉から非老化葉へのPi再移動と,有機P利用である。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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植物の生化学  ,  植物生理学一般 
引用文献 (40件):
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