抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
セミレプトニックなB中間子の最も軽い4つの励起チャーム中間子状態D<sup>**</sup>=(D<sup>*</sup><sub>0</sub>,D<sup>*</sup><sub>1</sub>,D<sub>1</sub>,D<sup>*</sup><sub>2</sub>)への崩壊B→D<sup>**</sup>l<span style=text-decoration:overline>ν</span>,およびそれらの片割れがsクォークの場合を,重いクォーク対称性に基づき,完全なレプトン質量依存性を含めて調べた。ここで,4つの励起チャーム中間子をD<sup>**</sup>とまとめて表わした。これは,B→D<sup>**</sup>τ<span style=text-decoration:overline>ν</span>の分岐率とB→D<sup>**</sup>l<span style=text-decoration:overline>ν</span>のl=e,μの場合の分岐率の比R(D<sup>**</sup>)の将来の測定が,D<sup>**</sup>をD<sup>(*)</sup>に置き直したR(D<sup>(*)</sup>)より,より新しい物理に対する相補的感度があるため重要である。微分断面積に対する標準模型予言を,R(D<sup>**</sup>)に対する予言とともに導いた。これらの予言は,因子化によって最大反跳でのセミレプトニック崩壊率に関係するノンレプトニック崩壊B→D<sup>**</sup>πとともに,将来のl=e,μの場合の全あるいは微分セミレプトニック崩壊の測定を用いて系統的に改善され得る。新しい物理への異なる感度を示すため,R(D<sup>**</sup>)の可能な4フェルミスカラー相互作用への依存性を調べた。