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J-GLOBAL ID:201702214124986366   整理番号:17A1406682

準ランダムピンホールアレイの回折特性:高次およびバックグラウンド変動の抑制

Diffraction properties of quasi-random pinhole arrays: suppression of higher orders and background fluctuations
著者 (8件):
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巻: 64  号: 19-21  ページ: 2420-2427  発行年: 2017年11月20日 
JST資料番号: D0250A  ISSN: 0950-0340  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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周期構造を持つ従来の回折格子は,入射光を分散させ,基礎研究から単色化を目指した応用までの研究に関するスペクトル情報を提供する上で重要な役割を果たす。しかし,従来の回折格子は広帯域光源からの入射光の高調波を基本光と同じ方向に回折させる。必然的に,高調波スペクトルは基本スペクトルと重なり合う可能性があり,曖昧なスペクトルデータをもたらす,いわゆる高調波汚染を導入する。実験データから実際のスペクトルを得るために展開プロセスが必要であるが,エラー伝播またはエラー増幅さえも,分光分析の精度を著しく制限する。この問題は,紫外線域およびX線域において特に深刻である。この高調波汚染は,従来の回折格子のより高い回折次数に起因する。近年,矩形正弦格子,ジグザグ格子,傾斜矩形開口格子,台形透過格子を含むより高い回折次数の抑制を意図した多くの新しい格子が提案されている。本稿では,準ランダムピンホールアレイの回折特性,特に,高次およびバックグラウンド変動の抑制について報告する。ここでは,準ランダムピンホールアレイで構成された新しい回折格子が高次の回折光を強く抑制し,回折方向と波長の1対1の照合を達成できることを理論的に示した。この構造の基本的な考え方は,従来の回折格子で使用されているスリットではなく,準ランダムに分布したピンホールを使用することである。単純な解析モデルを用いて物理的抑制機構を明らかにし,数値シミュレーションによって検証した。大幅なバックグラウンドの向上効果および関連する変動も分析した。この構造は一般的で,スペクトル測定および赤外線域からX線域に及ぶ幅広い動作波長帯域に亘るモノクロメータにおけるスペクトル純度を高める有望な方法と思われる。
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分類 (1件):
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光の散乱,回折,干渉 
タイトルに関連する用語 (2件):
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