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J-GLOBAL ID：201702214171416035   整理番号：17A0000865

ムラサキの生育と開花における知見の再整理

A review on the growth and flowering of Lithospermum erythrorhizon Siebold et Zucc.

著者 (4件)： 古平栄一 (武田薬品工業 京都薬用植物園) ,  野崎香樹 (武田薬品工業 京都薬用植物園) ,  小島正明 (武田薬品工業 京都薬用植物園) ,  松岡史郎 (武田薬品工業 京都薬用植物園)
資料名： 日本植物園協会誌  (Bulletin of Japan Association of Botanical Gardens)
号： 51  ページ： 54-57  発行年： 2016年11月 
JST資料番号： L3345A  ISSN： 0389-5246  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ムラサキ(ムラサキ科)の生育と開花特性は明らかにされておらず,花序に関しても様々な記述が混在しているようにみえる。そこで,本種を施肥区と無施肥区に分けて栽培と比較を行った結果,本種の草丈や節数には施肥が影響しないが,開花期や花序数は栄養依存であることが分かった。花序は仮軸分枝の繰り返しによって形成される集散花序で,開花ステージの進行とともにさそり型花序から互散花序へと推移した。複数花序における開花順序には一定の規則性が確認でき,主茎の頂花に続く第1花序の第1花開花後,第1花序の第2花と第2花序の第1花が同時に開花するというように順次,開花が進行した。(著者抄録)

シソーラス用語： *ムラサキ科 ,  *成長 ,  *開花 ,  花序 ,  施肥 ,  栽培 ,  高さ ,  枝分れ
準シソーラス用語： *生育 ,  草丈 ,  分枝 ,  *Lithospermum erythrorhizon

分類 (1件)： 植物生態学  (EE02000E)

引用文献 (11件)：

• 原島広至(2012)Lithospermum erythrorhizon.伊藤美千穂・北山隆(監).改訂第2版生薬単.158-159.NTS.東京.
• 伊田喜光(2007)ムラサキ科.指田豊・山﨑和男・竹谷孝一(編).パートナー生薬学.250-251.南江堂.東京.
• 環境省(2015)植物I(維管束植物)環境省第4次レッドリスト.〈 http://www.env.go.jp/press/files/jp/28075.pdf>(2016年7月29日アクセス).
• 木村孟淳(2012)紫根.読みもの漢方生薬学.128-129.たにぐち書店.東京.
• 水野瑞夫・太田順康(2014)ムラサキ.くらしの薬草と漢方薬.288.新日本法規出版.名古屋.

タイトルに関連する用語 (3件)： 生育 ,  開花 ,  整理