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J-GLOBAL ID：201702214307576506   整理番号：17A0341588

Brewer-Dobson循環のシミュレーションされた構造の時間変化

Time-varying changes in the simulated structure of the Brewer-Dobson Circulation

著者 (6件)： GARFINKEL Chaim I. (Hebrew Univ., Jerusalem, ISR) ,  AQUILA Valentina (Johns Hopkins Univ., MD, USA) ,  AQUILA Valentina (Goddard Earth Sci. Technol. and Res., MD, USA) ,  AQUILA Valentina (NASA, MD, USA) ,  WAUGH Darryn W. (Johns Hopkins Univ., MD, USA) ,  OMAN Luke D. (NASA, MD, USA)
資料名： Atmospheric Chemistry and Physics (Web)  (Atmospheric Chemistry and Physics (Web))
巻： 17  号： 2  ページ： 1313-1327 (WEB ONLY)  発行年： 2017年01月 
JST資料番号： U7039A  ISSN： 1680-7316  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： NASA Goddard Earth Observing System Chemistry Climate Modelを用いた一連のシミュレーション結果を,過去55年間のBrewer-Dobson循環(BDC)の変化を評価するために解析した。トレンドを過去55年間にわたり計算すると,BDCは,過去のモデリング結果と一致し,成層圏を通じて加速した。しかし,後半(すなわち,1980年代以降)では,BDCの時間変化としてのモデルシミュレーションされた構造変化は,成層圏の領域により異なった。中緯度北半球の中部成層圏では,温室効果ガス濃度増加と海面水温の温暖化にもかかわらず,BDCはシミュレーションアンサンブル平均で加速せず,アンサンブルメンバーの1つでは,むしろ減速した。この減速は,衛星機器とin situでの測定から推定された変化とよく似ていた。対照的に,下部成層圏でのBDCは加速し続けた。中部成層圏における最近の減速の主な強制要因は,オゾン層破壊物質(ODS)濃度減少と火山噴火タイミングと考えられた。大気の平均齢と残差循環の熱帯上昇流の両方の変化が,最近の加速の減少を示した。従って,気候モデルが成層圏を通じて齢減少をシミュレーションするというしばしば出される意見が長期にのみ適用でき,ほとんどのトレーサ測定が行われたこの25年間のケースには必ずしも当てはまらないことを明らかにした。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *大気大循環 ,  成層圏 ,  経時変化 ,  噴火活動 ,  大気汚染物質 ,  気候モデル ,  シミュレーション
準シソーラス用語： *Brewer-Dobson循環 ,  GEOSCCM ,  オゾン層破壊物質 ,  モデルシミュレーション ,  火山噴火 ,  長期トレンド

分類 (2件)： 成層圏・中間圏  (DC04040D) ,  大気大循環,熱帯気象  (DC05060G)

タイトルに関連する用語 (2件)： Brewer-Dobson循環 ,  シミュレーション