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J-GLOBAL ID：201702214333623450   整理番号：17A0210201

上水施設の防食技術 上水道施設のコンクリート劣化と防食技術

著者 (1件)： 宇治公隆 (首都大学東京 都市環境)
資料名： 月刊防水ジャーナル  (防水ジャーナル)
巻： 48  号： 2  ページ： 60-63  発行年： 2017年02月05日 
JST資料番号： S0412A  ISSN： 0289-3894  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 上水道施設の内,配水池および浄水場におけるコンクリート躯体の劣化の現状と,防食を目的とした表面保護工法について紹介した。先ず,配水池の劣化機構として,コンクリート表層が常に水と接し流水環境下にあることによるセメント水和物成分の溶出(溶脱)について説明した。構造安全性が要求される構造物では,長期供用の観点から留意が必要であると述べた。浄水場の劣化機構も配水池と同様に溶脱が主であるが,その進行が相対的に早い傾向にあると,その理由を説明した。特に高度浄水施設のコンクリート劣化として,生物活性炭吸着池における供用開始2年目に確認された例を挙げ,その処理水内の遊離炭酸濃度上昇による影響を説明した。また,粗骨材に石灰石が使用されている場合は骨材の選択的な溶解も生じると述べた。次に,上水道施設のコンクリート表面保護について,樹脂ライニング工法,ポリマーセメント系塗膜防水材,およびモルタルライニング工法の3種類を取り上げ,各工法の特徴と採用・施工上の留意点を説明した。

シソーラス用語： *上水道 ,  *施設 ,  *コンクリート構造物 ,  *防食 ,  劣化 ,  浄水施設 ,  配水池 ,  溶脱 ,  活性炭 ,  微生物分解 ,  濃度 ,  表面処理 ,  重合体 ,  ライニング ,  塗膜防水 ,  混合セメント ,  モルタル
準シソーラス用語： ポリマセメント ,  モルタルライニング ,  樹脂 ,  樹脂ライニング ,  *上水道施設 ,  生物活性炭 ,  表面保護

分類 (3件)： 上水道工学・用水処理一般  (SC02010X) ,  コンクリート構造  (RA04030A) ,  建築物の維持・管理  (RB01020X)

タイトルに関連する用語 (5件)： 上水 ,  施設 ,  防食 ,  上水道 ,  コンクリート