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J-GLOBAL ID:201702214402526442   整理番号:17A0503616

デグエリンは,PIK3CA変異型頭頚部扁平上皮癌におけるEGFRチロシンキナーゼ阻害剤(AG1478)のアポトーシス活性を増強する

Deguelin Potentiates Apoptotic Activity of an EGFR Tyrosine Kinase Inhibitor (AG1478) in PIK3CA-Mutated Head and Neck Squamous Cell Carcinoma
著者 (6件):
資料名:
巻: 18  号:ページ: WEB ONLY  発行年: 2017年02月 
JST資料番号: U7038A  ISSN: 1422-0067  CODEN: IJMCFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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頭頚部扁平上皮癌(HNSCC)は,本来的に,上皮成長因子受容体(EGFR)阻害剤に抵抗的であることが知られている。現在まで,EGFR阻害剤を唯一の薬剤として用いたHNSCCの臨床成果は失望的な結果をもたらしてきた。本研究では,AG1478(EGFRチロシンキナーゼ阻害剤)とアフリカの植物であるMundulea sericeaから抽出したロテノイドであるデグエリンの組合わせ治療が,HNSCCにおけるAG1478の抗腫瘍作用を増大させるかを調べることを目指した。EGFR,KRAS,およびPIK3CAが野生型であるCa9-22細胞では,AG1478のみで,ERKとAKTのリン酸化レベルを抑制し,アポトーシスを誘導していた。一方,EGFRとKRASが野生型であり,PIK3CAが変異型であるHSC4細胞では,AG1478のみでは,ERKのリン酸化を抑制したが,AKTのリン酸化レベルを低下させることも,アポトーシスを誘導することもなかった。PIK3CAが野生型であるCa9-22細胞では,恒常的に活性があるPIK3CA(G1633A変異を持つ)の強制発現は,AG1478のアポトーシス効果を大きく低減させた。PIK3CAにG1633A変異を持つHSC-4細胞を,AG1478とデグエリンの組合わせで処理すると,AKT経路の阻害により,アポトーシスを誘起する効果が観測された。これらの結果は,EGFRチロシンキナーゼ阻害剤とデグエリンの組合わせは,PIK3CA変異型のHNSCCを治療するための方法の候補となることを提案している。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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腫ようの化学・生化学・病理学  ,  抗腫よう薬の基礎研究 

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