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J-GLOBAL ID:201702214656737100   整理番号:17A0492391

病的レベルのグルコシルセラミドは人工膜および細胞膜の生物物理特性を変化させる

Pathological levels of glucosylceramide change the biophysical properties of artificial and cell membranes
著者 (7件):
資料名:
巻: 19  号:ページ: 340-346  発行年: 2017年 
JST資料番号: A0271C  ISSN: 1463-9076  CODEN: PPCPFQ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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グルコシルセラミド(GlcCer)は多様な細胞事象の制御に関与する。さらに,GlcCerは膜の生物物理特性の変調のかぎ物質であり,その生物学的働きの機構にも関連が考えられる。GlcCerの生きている細胞膜におよぼす影響の理解のために,まず1-パルミトイル-2-オレオイル-sn-グリセロ-3-ホスホコリン(POPC),スフィンゴミエリン(SM),コレステロール(Chol)を含む人工膜におよぼすGlcCerの影響を検討した。一連の生物物理的方法により低いGlcCer/Chol比が低い場合にはGlcCerはSM/Cholに富む液体秩序ドメインを安定化させることを実証した。一方,Chol含有量を低下させるとGlcCerはゲルドメインの生成により膜秩序を顕著に増大させた。pH変化はGlcCer含有膜の充填特性を妨害し,膜流動性を増大させ,膜の電気陰性度を減少させた。GlcCerの生物膜におよぼす生物物理的影響を調べるために,天然および細胞内GlcCer蓄積をもたらすコンズリトールB-エポキシド(CBE)で処理された線維芽細胞,およびタイプI家族性脾性貧血患者(GD)からの線維芽細胞について検討した。高レベルのGlcCer含有細胞ではCBE処理およびGD細胞と同様の膜流動性の減少が観測された。以上をあわせて,高いGlcCerレベルは細胞膜の生物物理特性を変化させ,膜に伴う細胞事象を変化させる可能性があり,GDなどGlcCerが高レベルで蓄積する病気の病理の理解と関連することを実証した。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST
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分類 (3件):
分類
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生体膜一般  ,  ミセル  ,  内分泌系の基礎医学 
タイトルに関連する用語 (5件):
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