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J-GLOBAL ID:201702214702417313   整理番号:17A0777275

インド東部,RengaliプロビンスのKarajang断層帯に沿う裂罅充填針鉄鉱脈についての微細構造観察

Microstructural observations of fracture-filling goethite vein along the Kerajang Fault Zone in the Rengali Province of eastern India
著者 (7件):
資料名:
巻: 112  号:ページ: 102-107(J-STAGE)  発行年: 2017年 
JST資料番号: G0150B  ISSN: 1345-6296  CODEN: JMPSCA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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主として電子顕微鏡を用いて,テレーン境界断層帯に隣接する珪岩バンド中の裂罅充填針鉄鉱脈の微細構造観察と化学組成分析を行い,その形成過程の解明を試みた。微細構造と化学組成の特徴から,AとBの2つのドメインが識別された。ドメインAは高Al含量で,より小さい粒子サイズ(数百ナノメータからマイクロメータの粒径)の針鉄鉱粒子を特徴とする層状構造を形成し,母岩との境界に沿って[020]と[110]の形状定向配列と格子定向配列(SPOとLPO)の発達が顕著で,一方層の内側はより粗粒(数マイクロメータの粒径)で低Al含量である。ドメインBは,化学組成変化,十から数十ナノメータに及ぶ粒径級化,孔隙率の変化,累帯面に直交する針鉄鉱[110]面の配列,を特徴とする同心状の累帯構造を呈する。ドメインA中の粒径分布と,SPOとLPOの発達とは,結晶成長の抑制(Fe3+に代わってAl3+を取り込むことによる)と幾何学的選択とによって各々説明できる。玉髄からのアナロジーに基づいて,ドメインBについて2つの形成過程が提案可能である;電気泳動力を伴う針鉄鉱のコロイド状粒子の沈殿,もしくはFeに富む過飽和流体からの不均一な核形成とその後の結晶成長である。本研究の結果から,針鉄鉱脈はFeに富む流体の多重ステージに及ぶ浸透作用で形成されたと考えられ,それはKerajang断層帯の活性化に関係するSinghbhumクラトン地殻中の縞状鉄鉱層に由来するのであろう。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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地質構造・テクトニクス 
引用文献 (20件):

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