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J-GLOBAL ID：201702214709792566   整理番号：17A0602616

自治体ニーズに応えるJSの新技術 第17回 最終沈殿池用傾斜板沈殿分離装置

資料名： 月刊下水道  (Journal of Sewerage, Monthly)
巻： 40  号： 7  ページ： 65-69  発行年： 2017年05月15日 
JST資料番号： Z0772A  ISSN： 0387-6926  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 標準活性汚泥法の高度処理化は,一般的に処理能力の低下を伴うので,既存の処理水量の維持が課題である。また,人口減少による将来の流入水量の低下に対し,当面の水量増加への対応が喫緊の課題である処理場もある。これらの課題に対し,経済的な解決策が求められている。「最終沈殿池用傾斜板沈殿分離装置」(以下,本装置)は,JS,愛知水と緑の公社,及び積水アクアシステムの共同研究により開発したもので,低コストで最終沈澱池の処理能力を増強する技術である。本装置は,上水分野で実績のある傾斜板を活用した固液分離促進装置を,下水処理場の最終沈澱池向けに改良した技術で,汚泥フロックを速やかに沈殿させ,最終沈澱池のSS除去効率を高める動力不要の固液分離装置である。従来の最終沈澱池では,躯体の底面積と有効水深により基本的な固液分離性能が決定されるのに対し,本装置は,傾斜板を配置した上向流式多層構造にすることによる沈降面積の増大,汚泥フロック沈降距離の短縮,沈澱池内の整流効果により,SSの除去効率を高める。

シソーラス用語： *下水処理施設 ,  下水処理 ,  活性汚泥法 ,  処理 ,  *沈殿池 ,  *装置 ,  *沈殿 ,  *斜板 ,  促進 ,  固液分離 ,  フロック ,  汚泥 ,  効率 ,  除去 ,  懸濁物質 ,  多層構造 ,  流動 ,  方向
準シソーラス用語： SS除去効率 ,  汚泥フロック ,  下水道施設 ,  傾斜板沈殿分離装置 ,  固液分離促進装置 ,  高度処理【下水】 ,  *最終沈殿池 ,  上向流式多層構造 ,  標準活性汚泥法

分類 (1件)： 下水,廃水の物理的処理  (SC03040L)

タイトルに関連する用語 (5件)： 自治体 ,  ニーズ ,  最終沈殿池 ,  傾斜板 ,  沈殿分離