文献

J-GLOBAL ID：201702214763953245   整理番号：17A0598893

関節軟骨組織再生のためのヒト間葉系幹細胞のマイクロ流体カプセル化

Microfluidic Encapsulation of Human Mesenchymal Stem Cells for Articular Cartilage Tissue Regeneration

著者 (6件)： LI Fanyi (Monash Univ., VIC, AUS) ,  LI Fanyi (CSIRO, VIC, AUS) ,  TRUONG Vinh X. (Monash Univ., VIC, AUS) ,  THISSEN Helmut (CSIRO, VIC, AUS) ,  FRITH Jessica E. (Monash Univ., VIC, AUS) ,  FORSYTHE John S. (Monash Univ., VIC, AUS)
資料名： ACS Applied Materials & Interfaces  (ACS Applied Materials & Interfaces)
巻： 9  号： 10  ページ： 8589-8601  発行年： 2017年03月15日 
JST資料番号： W2329A  ISSN： 1944-8244  CODEN： AAMICK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 関節軟骨再生を目的とした幹細胞治療が前臨床から臨床研究へと進展してきた。関節軟骨損傷の治療のための幹細胞注入は,軟骨組織の再生を達成するために有望なアプローチである。しかしながら,この方法では,高い細胞アポトーシス率,軟骨病変における低い保持率,および非効率的な軟骨形成が課題となっている。そこで著者らは,ゼラチンノルボルネン(GelNB)とポリエチレングリコール(PEG)架橋剤で構成された可視光硬化マイクロゲルを作成するために,簡単で低コストのマイクロ流体技術を使用した。さらに,このプロセスにより,長期間の維持のための生体適合性マイクロ流体処理条件下で,ヒト骨髄由来間葉系幹細胞(hBMSC)の迅速なin situマイクロカプセル化が可能であることを実証した。hBMSCは,軟骨誘導性培地を用いたGelNBミクロゲルにおいて異常に高いレベルの軟骨形成を示し,特に硝子軟骨構造に対して,バルクヒドロゲルおよび標準ペレット培養と比較して,II型コラーゲン発現が有意に上方制御されていた。

シソーラス用語： 幹細胞 ,  *流体 ,  ミクロゲル ,  生体組織工学 ,  ゼラチン ,  ヒドロゲル ,  カプセル封じ ,  *関節軟骨 ,  *再生 ,  *間葉系幹細胞 ,  軟骨 ,  原位置試験 ,  ポリエチレンオキシド ,  コラーゲン ,  細胞移植 ,  生体適合性 ,  シクロアルケン ,  架橋化合物
準シソーラス用語： カプセル化【物質】 ,  ゼラチンハイドロゲル ,  *ヒト間葉系幹細胞 ,  *マイクロ流体 ,  *組織再生 ,  軟骨組織工学 ,  硝子軟骨 ,  in situ試験 ,  ポリエチレングリコール ,  2型コラーゲン ,  幹細胞治療

分類 (2件)： 運動器系の疾患  (GG03000T) ,  医用素材  (GA05040H)

物質索引 (1件)： ノルボルネン

タイトルに関連する用語 (5件)： 関節軟骨 ,  組織再生 ,  ヒト間葉系幹細胞 ,  流体 ,  カプセル化