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J-GLOBAL ID：201702214828548284   整理番号：17A1697133

ガスタービンを支える最新の材料技術の現状と課題 発電用ガスタービン高温部品の寿命評価のための材料技術

著者 (1件)： 岡田満利 (電力中央研 エネルギー技研)
資料名： 日本ガスタービン学会誌  (Journal of the Gas Turbine Society of Japan)
巻： 45  号： 6  ページ： 452-457  発行年： 2017年11月20日 
JST資料番号： X0134A  ISSN： 0387-4168  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 発電用ガスタービンの動翼等の高温部品の薄肉化の進展に対応した寿命評価の方法として微視組織変化による温度推定や遮熱コーティング(TBC)の耐熱サイクル試験等を示した。実機使用済燃焼器部品から採取した試験片を用いて高温加熱試験を行い微視組織の変化から温度推定式を得る取り組みを示した。損傷劣化のうちクリープ損傷を評価するため実機使用済初段動翼から採取した微小試験片を用いてクリープ試験を実施し結果を示した。超合金の微視組織変化に基づくクリープ寿命評価の可能性を検討するため実機使用済初段動翼から試験片を採取し熱時効による組織変化を把握した。TBCの剥離寿命を評価するための手法として温度勾配下熱サイクル試験と等温場熱サイクル条件下における剥離予測手法を示した。

シソーラス用語： *ガスタービン ,  火力発電 ,  *寿命評価 ,  *超合金 ,  *遮熱コーティング ,  *クリープ試験 ,  クリープ強さ ,  *複合サイクル発電 ,  *熱劣化 ,  歪 ,  熱サイクル
準シソーラス用語： クリープ寿命 ,  熱エージング ,  クリープ歪 ,  熱サイクル試験

分類 (2件)： ガスタービン  (PB02040Y) ,  金属材料  (HC06020Z)

引用文献 (21件)：

• 辻良文,由里雅則, 発電用次世代ガスタービンの開発, 日本ガスタービン学会誌, Vol.45, No.1 (2017), pp.10-15.
• 桑原正光,羽田哲, 大型ガスタービン高温化, 高効率化の歩みと今後の展望, 日本ガスタービン学会誌, Vol. 43, No.5 (2015), pp.308-313.
• 火力原子力発電技術協会, 火力発電設備の予防保全と余寿命診断 II. 火力発電設備の予防保全と余寿命診断技術, 3.1 コンバインドサイクル発電設備/ガスタービン本体, 火力原子力発電, Vol.51, No.11 (2000), pp.1583-1607.
• 吉岡洋明,岡部永年,齊藤大蔵,藤山一成,岡村隆成, 組織変化に基づくガスタービン動翼の運転温度推定法の検討, 材料, Vol.45, No.6 (1996), pp.699-704.
• 岡田満利,久松暢,北村隆行, 遮熱コーティングのボンドコート組織変化に着目した温度推定手法およびアルミニウム含有量予測手法の検討, 材料, Vol.56, No,8 (2007), pp.757-763.

タイトルに関連する用語 (4件)： ガスタービン ,  現状 ,  発電用ガスタービン ,  寿命評価