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J-GLOBAL ID:201702215013535409   整理番号:17A0716095

ケモカインCXCL7ヘテロダイマー:構造的洞察とCXCR2受容体機能とグリコサミノグリカン相互作用

Chemokine CXCL7 Heterodimers: Structural Insights, CXCR2 Receptor Function, and Glycosaminoglycan Interactions
著者 (4件):
資料名:
巻: 18  号:ページ: WEB ONLY  発行年: 2017年04月 
JST資料番号: U7038A  ISSN: 1422-0067  CODEN: IJMCFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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ケモカインは,感染との闘いを含む多様な基本的生物学的プロセスを媒介する。複数のケモカインが感染部位で発現されており,従ってヘテロダイマー形成によるケモカインの相乗作用が機能を決定するのに役割を果たしている可能性がある。ケモカインの機能には,G蛋白質共役受容体と硫酸グリコサミノグリカン(GAG)との相互作用が含まれる。しかし,ヘテロダイマーの構造的特徴と,受容体とGAGの相互作用に関してはほとんど分かっていない。ケモカインCXCL1,CXCL4およびCXCL8との血小板由来ケモカインCXCL7のヘテロダイマー化の溶液核磁気共鳴(NMR)と分子動力学による特性評価から,パッキング相互作用がCXCL7-CXCL1とCXCL7-CXCL4のヘテロダイマーを促進し,静電的斥力相互作用のためにCXCL7-CXCL8ヘテロダイマーは形成しないことが示された。天然のヘテロダイマーの特性を調べることはモノマーとホモダイマーからの干渉のために難しいので,「捕捉」ジスルフィド結合のCXCL7-CXCL1ヘテロダイマーを作製した。NMRとモデリング研究から,ヘテロダイマーへのGAGヘパリンの結合はCXCL7モノマーとは明らかに異なり,GAGが結合したヘテロダイマーは受容体には結合をしそうもないことが示された。興味深いことに,捕捉ヘテロダイマーはCa2+遊離アッセイでは非常に活性であった。全体として,これらのデータは,GAGの相互作用はin vivoでヘテロダイマーの機能を決定するのに明らかな役割を果たしていることを示唆している。さらに,この研究から,ジスルフィド捕捉戦略はケモカインヘテロダイマーの構造的,機能的特性を調べるのに価値のあるツールとして役立てるという概念の証明が得られた。(翻訳著者抄録)
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分類 (5件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
サイトカイン  ,  有機化合物のNMR  ,  計算機シミュレーション  ,  多糖類  ,  生物学的機能 

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