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J-GLOBAL ID：201702215213857497   整理番号：17A0140699

2016年熊本地震の破壊力と木造住宅の耐震性能

著者 (1件)： 五十田博 (京大 生存圏研)
資料名： 住宅と木材
巻： 40  号： 467  ページ： 17-27  発行年： 2017年01月15日 
JST資料番号： L5990A  ISSN： 0286-4533  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 熊本地震における木造住宅の被害に関して,建設年代別の木造住宅は旧耐震住宅の被害割合が高く,その原因は壁量不足・不十分な接合・壁の不釣り合い配置であった。倒壊被害では,層破壊と接合部の外れであった。熊本地震の破壊力は本震で建築基準法の最低性能に近いものまで倒されており,設計上考慮していない余力によって倒壊しなかったもので,現行耐震設計が概ね妥当な結果を示したと考えられる。

シソーラス用語： *大地震 ,  熊本県 ,  *木造住宅 ,  *災害調査 ,  供用期間 ,  設計基準 ,  長さ ,  *耐力壁 ,  接合部 ,  ブレース ,  建築基準法 ,  *崩壊 ,  建築金物 ,  数値解析 ,  震度 ,  地震波速度 ,  地震加速度 ,  *耐震設計 ,  許容量
準シソーラス用語： 2016年熊本地震 ,  壁量 ,  余裕度

分類 (2件)： 木構造  (RA04020P) ,  自然災害  (RA02030M)

引用文献 (7件)：

• 2016年熊本地震 災害調査報告会、災害部門緊急報告会資料、日本建築学会災害委員会
• 熊本地震における建築物被害の原因分析を行う委員会資料http://www.nilim.go.jp/lab/hbg/kumamotozisinniinnkai/20160912shiryou.htm
• 村上雅英ほか:阪神・淡路大震災にみる在来木造都市型住宅の問題点、日本建築学会構造系論文集 第481号、1996年3月
• 山田真澄、大邑潤三、後藤浩之:2016年熊本地震における前震と本震の益城町の建物被害、日本地球惑星科学連合2016年大会
• wallstatホームページhttp://www.nilim.go.jp/lab/idg/nakagawa/wallstat.html

タイトルに関連する用語 (5件)： 2016年熊本地震 ,  破壊 ,  木造 ,  住宅 ,  耐震性能