文献

J-GLOBAL ID：201702215253295975   整理番号：17A0045181

建築とまちづくりのさらなる展開-第30回新建全国研究集会から 合意形成が難しい区分所有マンションでの耐震改修 墨田区Sマンションでの三年間の取り組み

著者 (2件)： 江國智洋 ,  中野真成
資料名： 建築とまちづくり
号： 459  ページ： 13-16  発行年： 2017年01月01日 
JST資料番号： Y0864A  ISSN： 0389-6218  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本稿は,合意形成が難しい区分所有マンションでの耐震改修について報告した。先ず,東京都マンション実態調査2011から,東京都内の分譲マンション53213棟のうち旧耐震基準マンションは11892棟あり,そのうち耐震改修を実施したマンションは,5.9%に過ぎないこと,分譲マンションの耐震化への合意形成はかなりハードルが高いこと等を報告した。次に,耐震診断の実施,耐震補強設計,耐震改修工事について報告した。更に,大規模修繕工事,費用について報告した。最後に,その他として,耐震改修を実施したことで,「耐震基準適合証明書」を発行できたこと,これは,中古マンションとして売却する時に購入する側が,1)住宅ローン減税,2)登録免許税の減免,3)不動産所得税の減額,などを受けられる制度であること,これにより,中古マンションとしてより売りやすくなっただけでなく,中古価格としても以前より若干高く売れるようになったことを報告した。

シソーラス用語： 耐震補強 ,  *集合住宅 ,  意思決定 ,  実態調査 ,  修理 ,  不動産 ,  所得税 ,  東京都
準シソーラス用語： *区分所有マンション ,  *耐震改修

分類 (1件)： 建築物の維持・管理  (RB01020X)

タイトルに関連する用語 (8件)： 建築 ,  まちづくり ,  展開 ,  研究 ,  合意形成 ,  マンション ,  耐震改修 ,  墨田区