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J-GLOBAL ID:201702215417785063   整理番号:17A0016101

気候変動と水 水供給システムにおける気候変動の影響-生物障害の発生に及ぼす水温上昇の影響について-

著者 (3件):
資料名:
巻: 59  号:ページ: 45-50  発行年: 2017年01月01日 
JST資料番号: G0195A  ISSN: 0513-5907  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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生物障害の発生状況を明らかにするため,国内79の水道事業体(239の浄水場)を対象にアンケート調査を実施した。全国の地方ごと,事業体,浄水場ベースで,平成22年10月~24年9月までの2年間における生物障害の発生割合を示した。国内の49の事業体(62%),102の浄水場(43%)で生物障害が発生していることがわかった。本調査結果を約10年前の同様の調査と比較すると,中小事業体および北海道,東北地方の低水温地域で生物障害の発生割合が増加していた。さらに,表流水を水源とする国内57個所の浄水場(国内の上水道・簡易水道の総給水量の約10%に相当)を選定し,将来,それぞれの浄水場の水源流域において,気候変動が水温変化に及ぼす影響を検討した。月平均気温の変化の推算に当たっては2つの温暖化シナリオ(RCP2.6ならびに8.5)下での気候変動モデル(MIROC5.0(MIROC)ならびにMRI-CGCM3.0(MRI))を用いた。その結果,月平均気温の20年平均値を推算すると,RCP2.6シナリオの場合,対象とした浄水場水源流域のうち,MIROCではすべての浄水場流域で,MRIでは約8割の浄水場流域で1~2°C増加するものと推算された。一方,RCP8.5シナリオの場合,MIROCではすべての浄水場流域で4°C以上,MRIでは3~5°C増加するものと推算された。(著者抄録)
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分類 (4件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
気候学,気候変動  ,  水質汚濁一般  ,  水源,取水,送水,配水,給水  ,  上水道工学・用水処理一般 
引用文献 (12件):
  • 秋葉道宏:厚生労働科学研究費補助金健康安全・危機管理対策総合研究事業 平成24年度総括・分担研究報告書(2013).
  • 気象庁:気象庁が命名した気象現象 (http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/meimei/meimei2.html).
  • 厚生労働省医薬・生活衛生局生活衛生・食品安全部水道課:全国水道関係担当者会議資料(配付資料)(2016).
  • 秋葉道宏:厚生労働科学研究費補助金健康安全・危機管理対策総合研究事業 平成27年度総括・分担研究報告書(2016).
  • 全国浄水場ガイド2012, pp.760, 水道産業新聞社, 大阪(2012).
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