文献

J-GLOBAL ID：201702215599199345   整理番号：17A0552110

歪んで積層したグラフェンの層内への光誘起電子閉じ込め (TD-)DFTによる検討

Light-induced confinement of electrons in stacked distorted graphene layers - a (TD-)DFT study

著者 (4件)： Olejniczak A. (Department of Spectroscopy of Excited States, Institute of Low Temperature and Structure Research, Polish Academy of Sciences, Okolna 2, Wroclaw, 50-422, Poland. [e-mail] [e-mail]) ,  Cichy B. ,  Radosinski L. ,  Strek W.
資料名： Physical Chemistry Chemical Physics  (Physical Chemistry Chemical Physics)
巻： 19  号： 16  ページ： 10395-10400  発行年： 2017年 
JST資料番号： A0271C  ISSN： 1463-9076  CODEN： PPCPFQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 最近見つかったグラフェンセラミックからの白色発光は試料温度が比較的低いため黒体放射理論からは説明ができない。しかも蛍光強度が10Kでも同程度を保つので,観察される発光は純電子的な性質を示唆する。本報は局所相互作用をする積層グラフェンからの強度連続光レーザ励起後の発光モデルを提案する。光誘起ハイブリッド化でsp²からsp³に変化した後sp³炭素に包囲されたsp²ナノドメインができて,電子を閉じ込めることがあり得る。DFTとTD-DFTを使った後分子のように扱ってグラフェン(sp²,sp³)のクラスタの電子構造と光学的性質を調べた。上記ドメイン内部からの電子の,量子化され,十分離れたエネルギー準位とNIR/VIS/UV域の発光の可能性を示した。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST

シソーラス用語： *グラフェン ,  *積層欠陥 ,  分子内相互作用 ,  化学結合 ,  電子移動 ,  ナノ構造 ,  *レーザ励起 ,  閉込め ,  密度汎関数法 ,  クラスタ ,  電子構造 ,  光学的性質 ,  エネルギー準位 ,  *蛍光体
準シソーラス用語： ナノドメイン ,  ハイブリッド軌道 ,  *蛍光発光 ,  光誘起電子移動 ,  *時間依存密度汎関数法 ,  *数層グラフェン ,  電子閉じ込め

分類 (2件)： 炭素とその化合物  (YB02060D) ,  無機化合物のルミネセンス  (BM08093J)

タイトルに関連する用語 (4件)： グラフェン ,  光誘起 ,  電子閉じ込め ,  DFT