抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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目的:安定期における重度慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者の酸化ストレスと炎症反応に対するメラトニン治療の影響を検討し、その機序を検討する。方法 42例の安定期中重度COPD患者をメラトニン群とプラセボ群に分け、各群21例、それぞれメラトニン(3 mg/d)又はプラセボ治療を受け、3カ月持続した。治療前と治療後2、3カ月の3つの時点における血漿中の8-イソプロスタグランジン、インターロイキン-8(IL-8)、腫瘍壊死因子α(TNF-α)と高感度C反応性蛋白(h-CRP)の濃度、肺機能、6min歩行実験とMRC呼吸困難採点を比較分析した。結果:治療2カ月後、メラトニン群の血漿中の8-イソプロラクチンはプラセボ群より顕著に低下した(10.40±5.4 vs 16.92±4.33、P<0.05)。IL-8は,プラセボ群より有意に低かった(6.88±2.37対11.33±3.39,P<0.05)。治療の3か月後に,メラトニン群の血漿中の8-イソプロスタグランジンとIL-8の濃度はプラセボ群のそれらより有意に低かった。それぞれ(9.40±4.0対17.92±3.33,P<0.01),(5.67±3.22対9.31±3.23,P<0.05);メラトニン群における血漿中の8-イソプロスタグランジンおよびIL-8の濃度は,治療前のそれらより有意に低かった(9.40±4.0対20.40±8.4,P<0.01),(5.67±3.22対12.33±3.88,P<0.05)。メラトニン群におけるTNF-αの濃度とh-CRPの濃度は,プラセボ群におけるそれらより有意に低かった(P<0.01)。それらは,それぞれ,(25.83±9.18対35.83±12.18,P<0.05),(1.76±1.18対3.09±1.79,P<0.05),3か月後に有意に減少した(P<0.05)。メラトニン群患者の呼吸困難採点はプラセボ群より顕著に改善され(1.56±1.38 vs 2.09±1.16,P<0.05)、両群患者は肺機能と6 min歩行実験結果に統計学的差異がなかった。【結論】メラトニンは,COPD患者における血液中の8-イソプロスタグランジン,IL-8,TNF-α,およびh-CRPの濃度を減少させ,呼吸困難を改善する。・・・・・・・・・・・.の患者における呼吸困難を改善することができる。メラトニンは安定期における重度COPD患者に対して、酸化ストレスを下げ、炎症反応を抑制する上で顕著な作用を有し、COPDに対して潜在的な治療価値があることを示した。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】