文献

J-GLOBAL ID：201702215686850840   整理番号：17A2008634

in vitroおよびin vivoモデル系を用いた血管新生における疎水性及び親水性胆汁酸の役割の解読【Powered by NICT】

Deciphering the role of hydrophobic and hydrophilic bile acids in angiogenesis using in vitro and in vivo model systems

著者 (6件)： Kundu Somanath (Laboratory of Nanotechnology and Chemical Biology, Regional Centre for Biotechnology, 3rd Milestone Faridabad-Gurgaon Expressway, NCR Biotech Cluster, Faridabad, Haryana-121001, India. [e-mail]) ,  Bansal Sandhya ,  Muthukumarasamy Kalai Mangai ,  Sachidanandan Chetana ,  Motiani Rajender K. ,  Bajaj Avinash
資料名： Medchemcomm  (Medchemcomm)
巻： 8  号： 12  ページ： 2248-2257  発行年： 2017年 
JST資料番号： W2333A  ISSN： 2040-2503  CODEN： MCCEAY  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 胆汁酸はそれらの化学に依存して炎症,アポトーシス,癌進行,アテローム性動脈硬化症のような種々の生物学的過程に影響を及ぼすことができる強力なシグナル伝達分子として出現した。本研究では,血管新生に大きな疎水性胆汁酸のリトコール酸(LCA),デオキシコール酸(DCA)及び親水性胆汁酸コール酸(CA)とケノデオキシコール酸(CDCA)の影響を調べた。は血管新生における胆汁酸の役割を研究するためのモデル系としてヒト臍帯静脈内皮細胞(HUVEC)とゼブラフィッシュ胚を用いた。著者らの研究は,親水性CDCAがゼブラフィッシュ胚の腸下血管(SIV)の数の増加により観察されるように異所性血管形成を増強することを明らかにした。CDCAの血管新生促進役割は,ヒト臍帯静脈内皮細胞(HUVEC)を用いて行ったin vitro血管形成研究により確認されたが,疎水性LCAは管形成を減少させ,ゼブラフィッシュ胚に毒性を示した。CDCAは血管成長因子受容体(VEGFR1とVEGFR2)とマトリックスメタロプロテイナーゼ(MMP9)の発現を増加させ,接着蛋白質血管内皮カドヘリン(VE-カドヘリン)の発現を減少させることにより血管新生を促進することを確認した。著者らの研究は,胆汁酸の性質はそれらの生物学的機能を決定する上でおよび血管新生の調節において重要な役割を果たしていることを示唆する。Copyright 2018 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST【Powered by NICT】

シソーラス用語： *血管 ,  *親水性 ,  マトリックスメタロプロテイナーゼ ,  アテローム性動脈硬化症 ,  カドヘリン ,  毒性 ,  炎症 ,  ゼブラフィッシュ ,  アポトーシス ,  *疎水性 ,  *in vitro実験 ,  *胆汁酸 ,  *血管新生
準シソーラス用語： 管腔形成 ,  ヒト臍帯静脈内皮細胞 , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (2件)： 薬物の物理化学的性質  (GV01060M) ,  抗腫よう薬の基礎研究  (GW16010A)

タイトルに関連する用語 (7件)： モデル ,  血管新生 ,  疎水性 ,  親水性 ,  胆汁酸 ,  役割 ,  解読