小型玉軸受の損傷に及ぼすラジアル方向外部振動の影響  (第1報,10m/s<sup>2 </sup>までのラジアル振動を与えた場合)

野口昭治; 金田徹; 宮永宜典; 堀田智哉; 淺田誠司

文献

J-GLOBAL ID：201702215777951881 整理番号：17A0918380

小型玉軸受の損傷に及ぼすラジアル方向外部振動の影響 (第1報,10m/s²までのラジアル振動を与えた場合)

Influence of Radial External Vibration to Damage of Small Ball Bearings (1st Report, In Case of Giving Radial Vibration up to 10m/s²)

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資料名：
巻： 52 号： 4 ページ： 229-240(J-STAGE) 発行年： 2017年
JST資料番号： U0886A ISSN： 2188-9023 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：日本 (JPN) 言語：日本語 (JA)

荷重係数などの補正係数を定量的に決められるようにするためのデータを蓄積する一環として,ラジアル方向の外部振動を加えた環境で小型玉軸受 608の耐久試験を行い,疲労や振動上昇を含めた軸受損傷への影響を実験的に明らかにすることを試みた。本報では,その第1報として,振動周波数を固定し,振動加速度を10m/s2までの範囲において,装置全体を振動させた場合の結果にについて報告した。1)本実験装置の構成において,外部ラジアル振動(振動加速度10m/s2まで,周波数24.75±0.5Hz)を与えた範囲では,寿命に至るほどではないが,外部振動が大きくなると振動が大きくなる試験軸受の頻度が上昇する傾向がみられた。2)外部ラジアル振動を加えると,固定輪である外輪負荷圏の軌道面には,走行跡が目立つようになり,外部振動が大きいほど走行跡は太く,顕著になることが確認された。3)外輪の負荷圏における軌道面の表面疲労は,外部振動にともなって大きくなる傾向があるが,疲労インデックスの値としては小さく,表面疲労を問題にするレベルには至らないことを確認した。

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軸受

引用文献 (17件)：

1) 株式会社ジェイテクト:軸受総合カタログ,CAT.No.B2001-5 (2014), A32.
2) 日本精工株式会社:転がり軸受カタログ,CAT.No.1102c (2006), A28.
3) 岡本純三,藤原孝誌,吉岡武雄:外部振動を受ける軸受の研究(第1報)-軸受の振動について-,潤滑,13,2(1968) 71.
4) 岡本純三,藤原孝誌,吉岡武雄:外部振動を受ける軸受の研究(第2報)-軌道面のフレッチングについて-,潤滑,13,2(1968) 78.
5) 武村浩道,村上保夫:エンジン補機用軸受に対する寿命計算式の検討,日本機械学会論文集(C),63,615 (1997) ,3991.

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小型玉軸受の損傷に及ぼすラジアル方向外部振動の影響 (第1報,10m/s2 までのラジアル振動を与えた場合)

小型玉軸受の損傷に及ぼすラジアル方向外部振動の影響 (第1報,10m/s²までのラジアル振動を与えた場合)