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J-GLOBAL ID：201702215840618568   整理番号：17A0935976

カロテノイドの分子内電荷移動特性を用いた集光システムにおける励起エネルギー移動効率を高めるための戦略【Powered by NICT】

Strategies to enhance the excitation energy-transfer efficiency in a light-harvesting system using the intra-molecular charge transfer character of carotenoids

著者 (10件)： Yukihira Nao (Department of Applied Chemistry for Environment, School of Science and Technology, Kwansei Gakuin University, 2-1 Gakuen, Sanda, 669-1337, Japan. [e-mail]) ,  Sugai Yuko ,  Fujiwara Masazumi ,  Kosumi Daisuke ,  Iha Masahiko ,  Sakaguchi Kazuhiko ,  Katsumura Shigeo ,  Gardiner Alastair T. ,  Cogdell Richard J. ,  Hashimoto Hideki
資料名： Faraday Discussions  (Faraday Discussions)
巻： 198  ページ： 59-71  発行年： 2017年 
JST資料番号： C0377A  ISSN： 1359-6640  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： フコキサンチンは主に褐藻および珪藻からの集光性複合体に見られるカロチノイドである。極性環境におけるポリエン鎖に結合したカルボニル基の存在のために,励起は,励起分子内電荷移動を生成した。分子内電荷移動状態は,褐藻類からの集光性複合体におけるクロロフィルにフコキサンチンから高効率(~95%)エネルギー移動において重要な役割を果たす。紅色細菌集光系でカロチノイドバクテリオクロロフィルへの励起エネルギー移動の効率はカロチノイドの共役の程度に依存する。本研究では,紅色光合成細菌,Rhodospirillum rubrumG9+(カロチノイド非生成株)由来の集光性複合体1にフコキサンチンを組み込んだに成功した,初めて。集光性1アポ蛋白質と結合する時に,バクテリオクロロフィルへのフコキサンチンからの励起エネルギー移動の効率を決定するために,フェムト秒ポンプ-プローブ分光法は,この再構成集光性複合体に適用した。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST【Powered by NICT】

シソーラス用語： *励起 ,  フェムト秒 ,  *カロチノイド ,  クロロフィル ,  共役 ,  *エネルギー移動 ,  褐藻類 ,  再構成 ,  *集光 ,  バクテリオクロロフィル
準シソーラス用語： 光捕集 ,  集光性複合体 ,  *励起エネルギー移動 ,  *分子内電荷移動 , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (2件)： 光化学一般  (CB08010U) ,  光合成  (EB10020I)

物質索引 (1件)： フコキサンチン

タイトルに関連する用語 (5件)： カロテノイド ,  分子内電荷移動 ,  集光 ,  励起エネルギー移動 ,  戦略