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J-GLOBAL ID：201702215858496685   整理番号：17A0906242

ボンドグラフ法による空気圧システムモデル化に関する一提案

Proposal for Modelling of a Pneumatic System by Bond Graph Method

著者 (3件)： 桜井康雄 (足利工大 工) ,  田中和博 (九州工大 情報工) ,  中田毅 (東京電機大 情報環境)
資料名： 日本フルードパワーシステム学会論文集  (Transactions of the Japan Fluid Power System Society)
巻： 48  号： 4  ページ： 25-31  発行年： 2017年07月 
JST資料番号： L3342A  ISSN： 1880-3121  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 油空圧システムの設計・改良を効率化し系統的に進めるためには,コンピュータ・シミュレーションにより,システムの動特性を前もって把握することが望まれる。その際に用いられる手法の一つが,エネルギの流れに沿ってシステムのモデルを作成するボンドグラフ法であると説明した。本研究では,1本のボンドで2つの変数を伝達することができるというボンドグラフ法の長所の一つと信号を伝達するアクティブボンドを活用し,さらに熱系の工ネルギの流れを陽には表現しないこととしたモデル化手法を提案した。この手法を用いると,空気圧シリンダの容積室のような容量要素では,2つのC素子,複数のSF素子およびSE素子が必要になるものの,圧縮性流体系と熱系を含み動的な温度変化を考慮しなければならない空気圧システムであっても,1種類のボンド,1ポートC素子および1ポートR素子のみでボンドグラフモデル化が可能となると説明した。

シソーラス用語： *空気圧システム ,  *モデリング ,  空気圧油圧方式 ,  *動特性 ,  *ボンドグラフ ,  変数 ,  流動 ,  空気圧シリンダ ,  圧縮性流体 ,  温度変動 ,  油圧回路 ,  *回路設計
準シソーラス用語： コンピュータシミュレーション

分類 (1件)： 油圧・空気圧・真空機器一般  (QD04010M)

引用文献 (12件)：

• Rosenberg, R.C. and Karnopp, D.C. : Introduction to Physical System Dynamics, p. 244-257, McGraw-Hill (1983)
• Thoma, J. : Simulation by Bondgraphs, p. 123-132, Springer-Verlag (1990)
• 香川利春: 空気圧抵抗容量系の動特性における熱伝達の考察, 油圧と空気圧, Vol.12, No.3, p.209-212 (1981)
• 例えば, 桜井康雄,田中和博,幸田武久,中田毅: 油圧回路設計・動特性解析用シミュレーション・パッケージOHC-Simの改良, 日本油空圧学会論文集, Vol.31, No.6, p.164-169 (2000)
• Kohda,T., Nakada,T., Kimura,Y. and Mitsuoka,T : Simulation of Bond Graphs with Nonlinear Elements by Symbolic Manipulation, Bulletin of Mechanical Engineering Laboratory, 49 (1988)

タイトルに関連する用語 (5件)： ボンド ,  グラフ法 ,  空気圧システム ,  モデル化 ,  提案