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J-GLOBAL ID：201702215876339150   整理番号：17A0654233

分子動力学によるアスファルテン凝集のシミュレーション: 洞察と限界

Simulation of Asphaltene Aggregation through Molecular Dynamics: Insights and Limitations

著者 (7件)： HEADEN T. F. (Imperial Coll. London, London, GBR) ,  HEADEN T. F. (Rutherford Appleton Lab., Didcot, GBR) ,  BOEK E. S. (Imperial Coll. London, London, GBR) ,  BOEK E. S. (Univ. Cambridge, Cambridge, GBR) ,  JACKSON G. (Imperial Coll. London, London, GBR) ,  TOTTON T. S. (BP Exploration Operating Co. Ltd., Sunbury-on-Thames, GBR) ,  MUELLER E. A. (Imperial Coll. London, London, GBR)
資料名： Energy & Fuels  (Energy & Fuels)
巻： 31  号： 2  ページ： 1108-1125  発行年： 2017年02月 
JST資料番号： E0805B  ISSN： 0887-0624  CODEN： ENFUEM  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 石油精製過程で凝集や析出が問題となるアスファルテン(AP)について研究した。約50000の原子から成り構造が異なる4種のAPと1種の樹脂とそれらの混合物について,トルエンまたはヘプタンへの溶解挙動を分子動力学でシミュレートした。トルエン中に溶解すると,平均数が3.6~5.6の単量体と二量体の凝集クラスタが連続的に分布する。一方,ヘプタンに溶解すると,凝集分子が偏析相を作る傾向がある。凝集体は平均で約50%以上の溶媒を含み,密度はヘプタン中の方が高い。樹脂の混在はトルエン中では影響が無いが,ヘプタン中では凝集体の密度を下げる。APの二量体化の自由エネルギーはトルエン中の方が低く,三量体化へのそれは二量体化のそれより低い。本研究では,少数のAP分子の凝集挙動はより大きいクラスタのそれと異なる兆候は認められなかった。このことは,既存のYen-Mullinsのモデルと矛盾している。

シソーラス用語： *アスファルテン ,  *凝集 ,  *計算機シミュレーション ,  *分子動力学 ,  石油精製 ,  重合体 ,  混合物 ,  溶解 ,  数 ,  原子 ,  分子構造 ,  単量体 ,  二量体 ,  三量体 ,  クラスタ化 ,  クラスタ ,  偏析 ,  溶媒 ,  密度 ,  自由エネルギー ,  アルキルベンゼン ,  アルカン
準シソーラス用語： 凝集クラスタリング ,  原子数 ,  分子動力学シミュレーション

分類 (1件)： 各種石油製品及びその製造一般  (YF02071R)

物質索引 (2件)： トルエン ,  ヘプタン

タイトルに関連する用語 (6件)： 分子動力学 ,  アスファルテン ,  凝集 ,  シミュレーション ,  洞察 ,  限界