抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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リアルハプティクスの概要やその基礎となる技術,応用分野,将来への展望などについて紹介した。リアルハプティクスは力触覚信号を伝達する技術であるとともに,ロボットなどの動作に柔らかさを加えることを可能にする。このような柔らかさがあって,はじめて接触作業が可能になる。本稿ではまず,リアルハプティクスの従来研究を概説し,リアルハプティクスを支える重要技術として,力触覚通信の品質の鍵となるバイラテラル制御,および座標変換による加速度制御について説明した。次に,力触覚情報による人間支援として,運動の記録と再現,および運動のスケーリング(拡大縮小)について述べた。さらに,把持感覚を有する義手や内視鏡下外科手術支援システムなどの応用分野を紹介し,リアルハプティクスの拓く未来社会について論じた。