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J-GLOBAL ID：201702216082992642   整理番号：17A1491942

魚類赤血球細胞における転写速度と転写物安定性の変化による細胞m RNAレベルの調節に関するin vitro研究【Powered by NICT】

In vitro study on the regulation of cellular mRNA levels by changes in transcription rate and transcript stability in fish red blood cells

著者 (2件)： Gotting Miriam (Laboratory of Animal Physiology, Department of Biology, University of Turku, 20014 Turku, Finland) ,  Nikinmaa Mikko (Laboratory of Animal Physiology, Department of Biology, University of Turku, 20014 Turku, Finland)
資料名： Comparative Biochemistry and Physiology. B. Biochemistry and Molecular Biology  (Comparative Biochemistry and Physiology. B. Biochemistry and Molecular Biology)
巻： 213  ページ： 35-44  発行年： 2017年 
JST資料番号： A0956B  ISSN： 1096-4959  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 遺伝子発現の調節における転写と転写後過程の相互作用は哺乳類これまで他の脊椎動物はほとんど知られていないが,広く研究されてきた。大部分の非ほ乳類脊椎動物は哺乳類で経験したものとは異なる環境信号とストレス因子に直面しており,従って,遺伝子発現戦略は,哺乳類のそれとは異なっているようである。ここでは,核形成した魚の赤血球細胞における遺伝子発現調節の種々のレベルをin vitroで研究するための実験を行った。魚によるよく遭遇三種の重要な環境キューを選択:低酸素症(2.5%)への曝露,10°C(10°Cから20°Cまで)による環境水温度増加,ストレスホルモン(β-アドレナリン作動薬イソプロテレノールで表される)に曝露した。β-アドレナリン作動性刺激がβ_3bアドレナリン受容体(β-Ar)mRNAの安定性を増加させ,mRNAの安定性は,魚のホルモンストレス応答の調節において役割を果たすことができることを示唆した。β-Ar遺伝子はβ-~+/H+~+交換器活性酸素制限への応答の重要な成分を制御する魚赤血球細胞におけるユニークなβ-アドレナリン受容体サブタイプをコードしていた。著者らの結果は,さらにH if1αのシグナル伝達経路とβ-アドレナリン受容体応答の間のまだ記載されていないリンクを示した。β-アドレナリン刺激後,hif1aの転写は曝露の4時間後に有意に活性化された。今までのところ,そのような応答はほ乳類種から報告されている。これはβ-ARである低酸素への分子的及び生理的応答の基本であるとH if1αは既に知られているものよりも多くの機能を持つ可能性があることを示した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： *in vitro実験 ,  遺伝子 ,  低酸素症 ,  遺伝子発現 ,  酸素欠乏 ,  アドレナリン受容体 ,  *赤血球 ,  βアドレナリン受容体 ,  相互作用 ,  ホルモン ,  *mRNA ,  アドレナリン作動薬 ,  哺乳類
準シソーラス用語： ストレス応答 ,  遺伝子発現調節 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： 転写速度 ,  mRNA安定性 ,  Oncorhynchus mykiss ,  赤血球 ,  β-アドレナリン受容体

分類 (2件)： 遺伝子発現  (EC02040Q) ,  分子遺伝学一般  (EC02010J)

タイトルに関連する用語 (8件)： 魚類 ,  赤血球 ,  細胞 ,  転写 ,  安定性 ,  RNA ,  調節 ,  研究