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J-GLOBAL ID:201702216326937918   整理番号:17A1493727

間質細胞由来因子-1αを放出する熱感受性キトサンヒドロゲルは角膜上皮再生のためのMSCを動員する【Powered by NICT】

Thermosensitive chitosan-based hydrogels releasing stromal cell derived factor-1 alpha recruit MSC for corneal epithelium regeneration
著者 (22件):
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巻: 61  ページ: 101-113  発行年: 2017年 
JST資料番号: W3136A  ISSN: 1742-7061  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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角膜上皮の完全性は隣接細胞間の上皮と接合部の連続自己複製または細胞と基底膜の間の依存する。自己複製する上皮細胞は主として基底層と角膜輪部幹細胞の連続増殖と分化から生じる。本研究の目的は,角膜上皮再生のための外因性組換ヒトストロマ細胞由来因子1α(SDF-1α)を組み込むことにより,生物活性,感熱性キトサン-ゼラチンヒドロゲル(CHIヒドロゲル)を発生させた。外因性SDF-1αは幹細胞増殖,走化性及び遊走を増強でき,関連遺伝子の発現レベルはin vitroでLESCsおよび間葉系幹細胞(MSC)で有意に上昇していた。さらに,MSCは増殖を促進し,LESCsの角膜運命を維持した。ラットアルカリ損傷モデルは,in vivo研究に使用した。損傷眼はCHIヒドロゲル単独またはrhSDF1α負荷CHIヒドロゲルで被覆した。全てのラットは13日間追跡した。組織学的検査は,SDF-1α/CHIヒドロゲル複合体群はほぼ正常な厚さを持つことを示した。さらに,この群はいくつかの遺伝子の発現をアップレギュレートし,よりΔNp63陽性細胞を有していたことが分かった。SDF-1アルファ/CHIヒドロゲル複合体群を透過型電子顕微鏡(TEM)を用いて対照群と比較してより強固に配列した上皮を有していた。この機構が幹細胞ホーミングの活性化およびSDF-1/CXCR4ケモカイン軸を介して成長因子の分泌が関与している可能性がある。,SDF-1α/CHIヒドロゲル錯体は臨床応用のための新しいアイデアを提供することができた。角膜の透明度は正常な視覚のための重要である。LESCsの消失または機能不全は,角膜上皮の障害をもたらした。角膜上皮の完全な再生は達成されていない。著者らの研究は,CHIヒドロゲルとrhSDF1αの導入はより天然構造および機能特性を有する角膜上皮再構成を加速することを示した。機構はSDF-1/CXCR4ケモカイン軸を介して損傷部位にLESCsとMSCの増殖と移動を誘導することに関与するかもしれない。,SDF-1α/CHIヒドロゲル複合体は臨床治療に実用化することができた。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (5件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
眼の疾患の外科療法  ,  生体代行装置  ,  視覚  ,  細胞生理一般  ,  眼の基礎医学 

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