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J-GLOBAL ID:201702216334134136   整理番号:17A0317899

ジヒドロキシベンゼン異性体の熱分解の実験的研究:カテコール,ヒドロキノン及びレゾルシノール【Powered by NICT】

Experimental investigation of thermal decomposition of dihydroxybenzene isomers: Catechol, hydroquinone, and resorcinol
著者 (6件):
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巻: 120  ページ: 321-329  発行年: 2016年 
JST資料番号: B0809A  ISSN: 0165-2370  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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本研究では,カテコール,レゾルシノール,およびヒドロキノンのようなジヒドロキシベンゼン異性体は固体燃料からの揮発性物質のモデルとして使用される固体燃料の熱化学変換の機構を明らかにした。これらの異性体は3.6sまでの滞留時間と650~950°Cの温度範囲で二段階管型反応器中で熱分解した。全体で,51生成物をオンラインガスクロマトグラフィーによって同定された。三異性体の熱分解からの生成物分布は全く異なっていた。p-ベンゾキノンをヒドロキノンの熱分解から得られた主生成物であったが,o-ベンゾキノンとベンゾキノンは,カテコールとレゾルシノールの熱分解からそれぞれ検出されなかった。COはカテコール,レゾルシノール,ハイドロキノンから生成した,27.3wt%,19.4wt%および20.0wt%の最大収率で,それぞれ主な最終生成物であったが,レゾルシノールから発生したCO_2(15.5wt%)は950°Cおよび0.3sでヒドロキノン(1.0wt%)とカテコール(0.8wt%)から生成したものよりも有意に高かった。C_1 C_5軽質炭化水素の質量選択性を考慮すると,COとCO_2に導く可能な反応経路は,カテコール,レゾルシノール,およびヒドロキノンの熱分解を記述するために分析した。カテコールは主にマイグレーションと開環反応によるCOとC_4炭化水素が得られた。ヒドロキノンは主にCO,C_2,C_4炭化水素を生成し,p-ベンゾキノンの生成である初期段階であった。レゾルシノールの熱分解の間に,競争反応はCOとCO_2形成に際して生じたほぼ等しい質量選択性でC_1 C_5炭化水素を産生した。カテコールとハイドロキノンと比較して,レゾルシノールは有意に多くC_5炭化水素,レゾルシノールの熱分解から生成したCO_2の大きな量を説明するためのアルデヒドラジカルとケトンラジカルの分子内結合を示唆した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (3件):
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有機化合物の各種分析  ,  高分子の分解,劣化  ,  生物燃料及び廃棄物燃料 
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