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J-GLOBAL ID:201702216341019097   整理番号:17A0439142

結腸直腸癌におけるポリアミン代謝の調節不全は,腸内毒素原性Bacteroides fragilis感染よりもc-MycおよびC/EBPβの過剰発現と関連する

The Dysregulation of Polyamine Metabolism in Colorectal Cancer Is Associated with Overexpression of c-Myc and C/EBPβ rather than Enterotoxigenic Bacteroides fragilis Infection
著者 (16件):
資料名:
巻: 2016  ページ: ROMBUNNO.2353560 (WEB ONLY)  発行年: 2016年 
JST資料番号: U7012A  ISSN: 1942-0900  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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結腸直腸癌は世界中で最も普通に見られる癌の1つである。慢性炎症が結腸直腸癌(CRC)の進行を促進しうることが良く知られている。最近,幾つかの研究が結腸直腸の炎症,癌の進行,そして腸内毒素原性Bacteroides fragilis(ETBF)が引き起こす感染の間の潜在的関連を明らかにした。細菌のエンテロトキシンは,ポリアミン異化作用の副産物としてスペルミジンとH2O2を産み出すスペルミンオキシダーゼ(SMO)を活性化し,それは炎症と組織損傷を増強する。qPCR分析を用いて,筆者らはCRC患者におけるSMOX遺伝子の発現とETBFの定着を評価した。筆者らはそれらの間に統計学的に有意な関連を見出さなかった。次に,筆者らはポリアミン代謝,代謝リプログラミング,そして炎症調節に関与する遺伝子を選択し,それらのCRCにおける発現を評価した。筆者らはSMOX,ODC1,SRM,SMS,MTAP,c-Myc,C/EBPβ(CREBP),および他の遺伝子の過剰発現を観察した。筆者らは,代謝リプログラミング,炎症,そして細胞増殖の2つのメディエーター,c-MycおよびC/EBPβが,腫瘍で過剰発現するとき,ポリアミン代謝遺伝子(SMOX,AZIN1,MTAP,SRM,ODC1,AMD1,およびAGMAT)の調節因子として貢献し,ENCODE ChIP-Seqデータによると結合部位を持ち,それらの標的と強い共発現を示すことを見出した。従って,CRCにおけるポリアミン代謝の増大はETBF感染よりもc-MycおよびC/EBPが駆動するかもしれない。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
消化器の腫よう  ,  腫ようの化学・生化学・病理学 

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