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J-GLOBAL ID:201702216372868406   整理番号:17A0503897

農産物輸出に必要な技術-りんご輸出で残留農薬基準値をクリアする-世界に向けた販路拡大を目指して

著者 (1件):
資料名:
号: 3192  ページ: 14-17  発行年: 2017年05月01日 
JST資料番号: S0192A  ISSN: 0023-1371  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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リンゴの輸出は,2015年に3万トンを超えたが,価格の高騰などにより鈍化傾向になっている。今後,輸出を増加するためには,販路拡大が必要である。問題は,残留農薬である。実績のある台湾では残留農薬基準値の設定を要望して,ほとんどの農薬で設定されているが,その他の国では,日本で使用される農薬の多くで設定されていない。基準値設定を相手国に要望すると同時に,どのようにこの問題をクリアするか検討が必要である。輸出量が急増している香港をターゲットとして試験した。輸出区と慣行区を設定し,各区で組み立てた防除体系により,スピードスプレーヤで農薬を散布した。各々から採取した果実を一斉分析した。両区ともに,香港で残留基準値が設定されていない農薬は不検出,検出された農薬でも残留農薬基準値以下であった。また,農薬によって残留程度に差があるのがわかった。有袋栽培では残留農薬を低減する効果が期待できるので,同じ樹のなかに有袋果と無袋果を設定して試験した。果実を採取して残留分析を行ったところ,無袋果ではわずかな農薬が検出されたが,有袋果ではすべて不検出であった。しかし,有袋栽培では,労力およびコストがかかるため,より効率的な管理・栽培技術が必要になる。
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
食品の汚染  ,  農薬  ,  果樹 

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