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J-GLOBAL ID：201702216412623736   整理番号：17A1343648

デコイ分子を用いた野生型チトクロームP450BM3を触媒としたベンジル位ヒドロキシル化の立体選択性の制御【Powered by NICT】

Control of stereoselectivity of benzylic hydroxylation catalysed by wild-type cytochrome P450BM3 using decoy molecules

著者 (7件)： Suzuki Kazuto (Department of Chemistry, Graduate School of Science, Nagoya University, Furo-cho, Chikusa-ku, Nagoya 464-8602, Japan. [e-mail]) ,  Stanfield Joshua Kyle ,  Shoji Osami ,  Yanagisawa Sota ,  Sugimoto Hiroshi ,  Shiro Yoshitsugu ,  Watanabe Yoshihito
資料名： Catalysis Science & Technology  (Catalysis Science & Technology)
巻： 7  号： 15  ページ： 3332-3338  発行年： 2017年 
JST資料番号： W2461A  ISSN： 2044-4761  CODEN： CSTAGD  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 野生型P450BM3を触媒とした非天然基質のヒドロキシル化が報告されている,「デコイ分子」,すなわち,天然基質模倣体,ヒドロキシル化反応の立体選択性を制御した。多様な構造を持つデコイ分子を用いて,エナンチオ選択性の顕著な改善またはアルキルベンゼンとcycloalkylbenzenesのベンジル位ヒドロキシル化における立体選択性の明確な反転のいずれかをもたらした。例えば,5-シクロヘキシル吉草酸-L-フェニルアラニン(5chva Phe)とZ-プロリン-L-フェニルアラニン野生型P450BM3の補給はインダンヒドロキシル化のための53%(R)eeと56%(S)eeを得た,如何なる添加剤もない状態で観察された16%(S)eeであった。さらに,2.00Åで5chva Lトリプトファン結合P450BM3の結晶構造解析,観察された選択性の変化は,デコイ分子の結合により誘導される酵素の立体配座変化によって引き起こされたことを示唆して行った。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST【Powered by NICT】

シソーラス用語： *触媒 ,  結晶構造解析 ,  *ヒドロキシ化 ,  アルキルベンゼン ,  酵素 ,  *立体選択性 ,  *野生型 ,  配座転移 ,  基質 ,  添加剤 ,  脂環式化合物 ,  オレフィン化合物 ,  芳香族縮合炭化水素
準シソーラス用語： エナンチオ選択性 , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (2件)： 酵素一般  (EB09010D) ,  酸化,還元  (CF02060T)

物質索引 (1件)： インダン

タイトルに関連する用語 (6件)： デコイ ,  分子 ,  野生型 ,  触媒 ,  ヒドロキシル化 ,  立体選択性