MRItime-SLIP法により得られた単純なパイプとチャネルの流れの可視化

HOSOTANI Kazunori; ONO Atsushi; TAKEUCHI Kazuhiro; HASHIGUCHI Yusuke; NAGAHATA Tomoya

文献

J-GLOBAL ID：201702216416014039 整理番号：17A0628632

MRItime-SLIP法により得られた単純なパイプとチャネルの流れの可視化

Flow visualization of simple pipe and channel flows obtained by MRI time-slip method

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資料名：
巻： 20 号： 2 ページ： 321-335 発行年： 2017年05月
JST資料番号： W2287A ISSN： 1343-8875 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：ドイツ (DEU) 言語：英語 (EN)

流体機械の視覚化ツールとしてのMRIの適用性を評価するために,短時間に複数の2次元画像を取得するMRItime-SLIP法を,異なるタイプのパイプ,水車,および流体ダイオードを通過する低速の水流場に適用した。定常層流,および脈動流の,単一および二重管流中での標識された水塊の撮影画像は,流れ場の性質を正確に表示した。しかしながら,不明瞭な画像,化学的人工物,および空隙,ならびに誤った認識をもたらす移動水塊のエコー信号の影響のような縞模様の存在が,すべての場合において確認された。急激に収縮しているチャネルとベンチュリ管では,撮影された画像の正当性が確認された。さらに,time-SLIP法を用いた定量的な流動解析には,さらに議論が必要である。回転する水車では,不規則な縞模様が捕らえられた。この種のパターンは流れの観察には適していないため,RGB(赤・緑・青)合成画像は,処理がやや困難であったにもかかわらず,変動領域の概略評価をよく提供することがでた。流体ダイオードでは,3次元螺旋流を伴わない強い旋回流が検出された。この報告では,time-SLIP法によって検出した標識水塊の撮影画像の精度は,一般的に満足できるものと結論付けた。この技術は,可動部分が視界にない単純で遅い流体機械の質的評価に適用可能である。

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流体の実験・試験・測定方法及び装置 , NMR一般

引用文献 (26件)：

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